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ラディカルアクセプタンス

小さいころの夢や理想を追い求めていくことは大切ですが、諦めることによって前に進まなければいけないことも同じくらい大事ですよね。


ただ、大きな目標や夢になればなるほど簡単にはいきません。


固執してしまって、なかなか前に進むことができなくなってしまうものです。

そういうときに役立つものがこれから紹介していくDBTという考えにもとづくラディカルアクセプタンスであり、それを少しずつ書いていこうと思います。


過去を受け入れる


まずはじめに認知行動療法とはちょっと違います。


簡単に書くと、

・認知行動療法→自分を変えよう

・DBT→今までの自分を受け入れて、前を向いていこう


こういう風に、認知行動療法では変えることを重点にしている一方、DBTは変えなくてもOK、そういう自分でもいいじゃないっていう考えになります。


なので、自分を許して頑張っていこうというセルフコンパッションにも似ていますね。


実際にどうやっていくのかというと、いくつか項目に分かれているので少し書いていきます。


1 マインドフルネス

2 感情コントロール

3 苦悩耐性

4 対人スキル


こんな感じで4つの分野に分かれているのでまずは一つずつ書いていきます。


マインドフルネスというのは「目の前のものに集中しましょう」という意味であり主に2つのスキルを身に付けることが大事とされています

1つめはwhatスキル。


これもまた3ステップにわかれていますので、簡単ではありますが書いていきます。


・観察→自分の感情を一歩引いて観る

・参加→実際に行動する

・説明→自分の感情を言葉にする


簡単に言うと自分の感情と行動を外からながめる感じでやっていくんですね。


そうすると今まで以上に自分のことを客観的に観れるようになり、余計に落ち込んだり悩まなくなるんですね。


2つめはhowスキル。


これも3ステップに分けて書いていきます。


・非断定→なにごとも決めつけない。「良い」「悪い」と判断しない

・一点集中→複数のことをやらず、一つのことだけに集中して取り組む

・効果性→たとえばAという行動をとった場合、だれが得をするかを考える。

非断定と一点集中を心掛けるとけっこう心が楽になります。


人って判断してしまうと余計にストレスを感じてしまいますし、マルチタスクはそれだけで生産性を低くしてしまいますからね。


あとは効果性なんですが、これだとちょっとわかりづらいかと思いますのでちょっと補足です。


仮に嫌な上司に嫌みを言われて自分が仲の良い同僚に愚痴を吐いたとします。


気分はちょっと晴れるかもしれませんが、それをしたからといってだれの得にもなりませんよね。


根本解決にはなりませんし、同僚だって気疲れしてしまうでしょう。


なのでちょっときつい言い方になるかもしれませんが、「そんなことしてる暇があったらもっと解決できるように工夫しようよ。だれの得にもならない行動は控えよう」ってことですね。


ここまでが一つ目の「マインドフルネス」になりますが、なかなかのボリュームです。


これだけでも自分を受け入れて、前に進めるようになるといってもうそではありませんが、まだまだ効果のある方法を紹介していこうと思います。


ちょっと長くなってきましたので、次の「苦悩耐性」は次回書いていこうと思いますので、もしよかったらお付き合いください。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。


次回もよろしくお願いいたします。


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