家庭菜園、種から野菜を育ててみよう!
みなさん、土いじってますか(^^)/
こんにちは、土いじりチャンネルの時間がやってまいりました。
家庭菜園で野菜を手軽に始めるには、苗を購入したほうが早いですが、より健康的で美味しい野菜を収穫するためには、種から育てることがオススメです。種から育てることでより家庭菜園がおもしろくなりますよ!
今回は、種から育てる方法について解説していきます。
〇種の選び方
まずは、種の選び方からです。ホームセンターに行けばたくさんの種が売られています。同じ野菜でも品種の違いもあったり、F1種や固定種など種の種類も様々です。このように、種は、品種によって収穫時期や収穫量、味や風味などが異なります。そこで、自分が育てたい野菜の品種を選ぶことが大切です!
また、種の品質も重要なポイントです。購入した種は基本的には品質のいいものが手に入りますが、自分で種取りをする場合は、品質の良い種を選ぶことで、より健康的で美味しい野菜を収穫することができます。品質の良い種選びの方法としては、例えば水に沈むか浮くかなで判断する方法などがあります。
〇種のまき方
次に、種まきのタイミングについてです。種まきは、野菜の種類や気候によって異なります。例えば、春に収穫する野菜の場合は、冬から春にかけて種をまきをします。夏に収穫する野菜の場合は、春にまきます。種まきのタイミングを間違えると、野菜の育成に悪影響を与えることがありますので、注意が必要です。
種まきは、種によって異なりますが、基本的には、気温や湿度、日照時間などの条件が整っている時期に行うことが望ましいです。
また、種まきの方法には、直播き(じかばき)と育苗(いくびょう)があります。直播きは、種を直接土にまいて育てる方法で、育苗は、種を苗箱やポットにまき、苗を育てた後に定植する方法です。
種まき方法としては、基本的に種を土の表面に蒔きます。蒔いた種には十分な水分を与え、温度が適切であることを確認する必要があります。また、苗箱を使って種をまく場合は、苗箱に土を詰め、種をまいた後に篩などで土を篩種を土で覆います。その後、十分な水分を与え、発芽適温に適した温度で育てます。
育て方については、種まき後に土の表面が乾いたら十分な水分を与えることが大切です。また、栄養分を与えるために、液体肥料を使用することがオススメです。葉っぱが大きくなったら、風通しの良い場所に移動し、十分な日光を当てることが大切です。芽が出てきたら、弱い芽を間引くことで、健康的な野菜の育成につながります。
〇種の発芽条件
種の発芽には、適切な環境条件が必要です。一般的に、種の発芽には適切な温度、湿度、光照射、栄養素が必要です。以下に種の発芽に必要な条件の一例を挙げます。
◆適切な温度:
種ごとに発芽に最適な温度帯があります。一般的に、温度が高すぎると種子が乾燥し、低すぎると種子が休眠状態になります。野菜の種子は、一般的に15〜30℃の範囲で最もよく発芽します。例えば、ナスは25℃程度、トマトは20〜30℃程度が適温です。
◆適切な水分:
種子が吸水し、最小限の水分がある必要があります。大部分の野菜種子は、一般的な室温下での水分量によって適切に発芽します。種子が乾燥すると発芽が遅れたり、失敗することがあります。種子が乾燥しないように、発芽前の管理では表土を軽く湿らせておくことが重要です。
◆土壌:
種子の発芽には適切な土壌が必要です。種子によって好む土壌の種類は異なりますが、一般的には保水力が高く、通気性が良く、栄養分が豊富な土壌が好まれます。例えば、ジャガイモは湿度が高い、通気性の良い、肥沃な土壌が適しています。
◆酸素:
発芽のためには酸素が必要です。種子が表土に埋もれ過ぎないように注意し、通気性のよい土壌を用いることが望ましいです。
◆光照射:
多くの野菜種子は、光がなくても発芽します。ただし、いくつかの野菜種子は種子の中に含まれる光感受性物質によって、光照射が必要な種もあります。たとえば、レタスの種子は光があると発芽率が高まります。※詳しくは「〇光を好む種子」の項目へ
〇光を好む種子
光による発芽を必要とする種子を「光好性種子 (photoblastic seeds)」といいます。この種子は光に触れることで発芽するため、種子を表土に埋めると発芽しない場合があります。そのため、種子は表土上に置いて、軽く覆土をかけるか、種子のまわりに白い紙を置くことで、光が種子に届くようにします。光好性種子には主に野菜の中では、レタス、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、ニンジン、セロリ、ネギ、スイスチャード、ほうれん草、パセリなどが光好性種子に分類されます。
〇まとめ
種から育てることで、自分で育てた野菜の味を楽しむことができます。収穫時期に合わせて収穫することで、より新鮮で美味しい野菜を収穫することができます。
種から育てる方法は、初めての人にはやや難しいかもしれませんが、一度成功すれば、やみつきになるかもしれません。ぜひ、挑戦してみてください!
種から育てる方法についてのご紹介しました。初めてされる方におススメは簡単に育てることができるハーブティーの種子セットはいかがでしょうか?
種を植えるときに必要となるポットをご紹介します。
セルポットというたくさんのくぼみができたポットは、一度にたくさんの種を植えるときに便利です。またご紹介するセルポットは分解性設計になっているので、環境汚染せずそのまま植えてることができます。
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何かヒントになることを学べるかもです(^^)/