
Photo by
askad
【読書】かがみの孤城
本との出会いを
大切にしている。
その日
待ち合わせていた息子から
「ごめん、ちょい遅れるわ」
と連絡が入り、
わたしは
駅前の本屋で時間をつぶすことにした。
買うつもりもなく
本棚を見渡していたら
この本が目に入った。
『かがみの孤城』作:辻村深月
題名を知っていて
機会があれば読もうかなと思っていて
そのままになっていた…
という本は
いっぱいある。
これも
その中の1冊。
なぜか
その日はすごく
この本が目に入った。
あ…買わなきゃ…
と思って手に取った。
待ち合わせの息子が来る。
本を見せると、
「あ、オレその映画見た」
と言う。
そうだ
彼が映画を見たって言ってたから
わたし
この本が気になってたんだっけ。
「すごくおもしろくて
いいお話だよ」
と息子に言われ
読み始めた。
学校に通えていない中学生が
鏡の中の世界に吸い込まれ
そこで仲間と出会う。
願いを叶えてもらえるカギを
鏡の中の世界で探すのだが
なかなか見つからなくて…
…
もう
最後まで
一気読み。
こんなに一気に読んだのは
久しぶりだ。
不登校を扱っていて
いじめの話、重い話
が
胸が苦しくなるくらい
リアルに描写されている。
そして
謎がきれいに
解き明かされていく。
含みを持たせる終わり方も
いいなと思う。
寝不足になるけれど
読んでよかった。
偶然の出会いを
大事にしてよかった。
早速
中学生の娘に
この本いいよ
とおすすめしてみた。
娘は
「あ、知ってる。読んだことないけど。」
と言い
早速
「学校の朝読書で読むことにするわー」
と
持って出かけた。