【読書】あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。
『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』
作:汐見夏衛
この本は、
夏に読んだ
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
の続編だ。
高2の息子が
これめっちゃよかったよ!
一気に読んじゃったよ!
とオススメしてきた。
『あの花が〜』は、
現代の少女がタイムスリップして
特攻隊の青年と
恋に落ちる話だ。
とても悲しい
戦争の話。
『あの花が〜』では、
実は
ラストのところで
わたしには
うーーーん、蛇足なのでは?
と感じるような
場面があったのだが…
その場面が
蛇足
ではなく
ちゃんと
1つのお話になったのが、
続編『あの星が〜』だ。
続編を読んでみて実感した!
あれは蛇足じゃなかったわ!
ごめん
蛇足だとかちょっと思っちゃって!
詳しく書くと
2冊分のネタバレになっちゃうので
控えるが、
前作で特攻隊青年と恋に落ちた少女が
現代に戻って
そこでまた出会うのが…
…
…
というお話。
特攻隊の青年は
空に散っていったが
残された少女は
どう生きていくのか…
が描かれている。
戦争は悪い
戦争は怖い
戦争はなくさなければ
と言っても
なかなか
自分事として考えられないような
現代を生きているわたしたち。
戦争
平和
というようなタイトルの本が
どれくらい
手に取られているだろうか…
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』
は
若者向けの
手に取りやすい小説で、
爽やかな青春の話から
戦争の悲しさを
伝えてくれている。
こういう形で
多くのひとに
特に若い人たちに
平和への想いが伝わるのは
素晴らしいことだと思う。