アメリカ、出生数
●アメリカ
法律が機能することすら、一部ではけっこう怪しい状態になっているようだ。投票も安心してできない。自由を追求すればするほど、個人の利害関係がめちゃくちゃ細分化して、コモンセンスが調達できなくなるのは、なんとも皮肉な状況になっている。
昨日読み返していた本に、こういう言葉が引用されている。
サピエンス全史によると、人間は抽象化能力を獲得したことによって、国家や会社、人種といった、想像の共同体を認知できるようになった。
だが、この知能にも限度がある。いまの国民国家や、複雑な社会環境を考えるのは認知力的に足りないのではないか。
もう少し、自治の範囲を小さくする必要性が今後叫ばれてくるかもしれない。身近に住んでいる人くらいまで抽象度を落とさないと、連邦レベルでの合意の調達はこれからますます難しくなるのではないだろうか。
●人口、出生数
今年は、70万人割れになる公算とのこと。
子どもの数の低下スピードがえげつないことになっている。
2023年が72万人で、2022年が77万人、2021年が81万人。
毎年約5万人ずつ減っている。
2年で約10万人ずつ、単純計算するなら、あと14年くらいで赤ちゃんがいなくなることになる。
もはや少子化対策など意味はあるのか?という話になっていく気がする。
自動化と括弧付きだが、「移民」増加のスピードが加速するのではないだろうか。次の10年で、子ども向けの産業からの労働力の移動など、かなりの変化が起きそうな気がする。