
詩|寓話かたり
叢雲揺蕩う
月の影
玉響のかがみの空
白い花の香りが弾け
茜差す空に指を伸ばし
月の影をさがす
水晶体に映る月
幻燈のように揺れる
ゆらり

天空に
透明な鳥の鈴が響いて
月暈にぶら下がる雪の花を落とす
風は たゆみ呟く
「あの子の哀しみを掬って」
と。
stand.fm私が編みました、ふしぎな寓話の朗読を配信しました。
叢雲揺蕩う
月の影
玉響のかがみの空
白い花の香りが弾け
茜差す空に指を伸ばし
月の影をさがす
水晶体に映る月
幻燈のように揺れる
ゆらり
天空に
透明な鳥の鈴が響いて
月暈にぶら下がる雪の花を落とす
風は たゆみ呟く
「あの子の哀しみを掬って」
と。
stand.fm私が編みました、ふしぎな寓話の朗読を配信しました。