君とは、あの日あの時あの場所のわたし。 現在のわたしから君へ、音楽にのせて愛を捧げ、刺さったままの棘を1本ずつ抜いていくのだ。じぶんのために。
『君に捧ぐ』を月別にまとめました。
2024年10月1日(火)LINDBERG「BELIEVE IN LOVE」 2024年10月2日(水)レキシ「マイ草履」 2024年10月3日(木)あいみょん「愛の花」 2024年10月4日(金)宇多田ヒカル「花束を君に」 2024年10月7日(月)KIRINJI「エイリアンズ」 2024年10月8日(火)ハンバート ハンバート「椰子の実」
歌とことばをたずさえて、あの日あの時あの場所の私に会いに行く51才の君に捧ぐ。この先も君と私は幾つの悲しみも喜びも残らず捧げあう。心をギュッとつないで、長い階段をのぼり大きく深い川を渡る。強い気持ち強い愛で、歌うように旅を続ける。https://youtu.be/kyU31Gc9FiI
長いあいだ停泊していた港から出航すると決めた47才の君に捧ぐ。上昇する飛行機を見るたび祈る思いで自分を重ねていたのに、旅立つことを許していなかったのは誰でもなく自分だった。でも今度こそさよならだ。苦しいから航跡は振り返らずに沖へ出る。https://youtu.be/1jhmvqSwGOU?si=K_SfgZeneOTiY7X4
目指していた通過点に辿り着く42才の君に捧ぐ。君がそこにいる人達にありがとうと言うように、私も君にありがとうと言おう。進み続けたから見えた景色がある人生に、君がしてくれました。平坦な道ではなかったこと、私は知っています。ありがとう。https://youtu.be/H008V8CyyyE?si=_kAfJ1laYIw5H7_-
はるか彼方の未知なる大陸を目指して旅に出る35才の君に捧ぐ。10年間は何が起きてもやめないと決め、前だけを見て挑戦を続ける長い冒険が始まった。地図のかわりに志を持ち、情熱の炎が揺れる松明を握り、暗がりへ踏み出す勇敢な君を誇りに思う。https://youtu.be/vvGfTQKAxgA?si=0_i756evOSWObWdq
人生の夏休みを取り故郷へ帰る24才の君に捧ぐ。仕事をやめた友達と悠々自適の夫婦も合流し賑やかな夏を過ごした。2度と戻らない美しい日にいたことも、二つ返事で受け入れてくれた母の大きな優しさも、北風が吹く頃になりやっと知るけどオッケーよ。https://youtu.be/Ik9rVXSslWM?si=_Khy5URIV3CZpuQJ
打たれぬように見つからぬように心を震わせながら出ない杭に擬態する11才の君に捧ぐ。気づかれたくない人には気づかれ、気づいてほしい人には気づかれず、薄氷を踏む思いで学校へ行く日々。どうやってやり過ごせたんだろう。君は私なのに思い出せない。https://youtu.be/0nR9WJ3mv3w?si=0HCoo_gtG3jenP8q
何か起きてもひとりで解決しようとする4才の君に捧ぐ。困らせたくないんじゃなくて嫌な顔をされるのが怖かった。時は経ち、君を悲しくさせない時代を生きる私は、友と、夢と、君と共に笑っている。そして思う。小さな私よ、私でいてくれてありがとう。https://youtu.be/IMHtqtb9qRs?si=pbSpmWeBMHLTCKwr
さみしさでいっぱいになりながら自由と孤独を愛する3才の君に捧ぐ。この宇宙には木に実ったままではいられなかった椰子の実がたくさん漂流している。君はそのひとつだ。ひとりぼっちの豊かさを知る君はちゃんと岸辺に流れ着く。人生は意外と悪くないよ。https://youtu.be/C-Nw4SIvMhQ?si=kp64EXuItKWEYxdp
無我夢中ではたらく37才の君に捧ぐ。考える決める実行する失敗する再び立ち上がる。前だけを見て道なき道を進み続けた。今の私に告ぐ。初めて見た景色の眩しさよりも掴めなかったものを考えるのはもうやめて、後悔より称賛の花束を贈ろう。私から君に。https://youtu.be/yCZFof7Y0tQ
学びたいことがあり先生を探すも一向に見つからない34才の君に捧ぐ。マイ草履を差し出したい先生はどこにもいない。諦めることもできたのに、何故だろう。ならばそんな先生に私がなろうと思ったところから始まるmy story。人に歴史あり。https://youtu.be/nPAQUQsOXqo
弟が生まれ、しっかり者で手のかからない長女の人生が始まる2才の君に捧ぐ。幸せも喜びもすぐに終わるのに、なんで悲しみは続くんだろう。まるまるとしたご機嫌な男の子の傍らでひとりさみしくしている君にマジックを呼ぶ音楽を聴かせてあげたい。https://youtu.be/BiRh6F8JH5E
公私健康なにもかもが上手くいかない44才の君に捧ぐ。私の正しさを誰もわかってくれないと怒り悲しんでいる君の隣で、いくつもの愛が受け取られるのを待っている。閉ざした思い出を勇気を出して見てみて。いつも何度でも過去は新しい景色になるから。 https://youtu.be/3SgBz8L3cMQ?si=fd5a6igHs2nr5PFU
積み重ねた無理のジェンガとともに倒れて泣いている45才の君に捧ぐ。たとえ届かなくてもこの歌と言葉を君に捧ぐ。時代はまわる。君は生まれ変わりまた歩き出す。新しい旅が始まり素敵な仲間と出会う。あんな時代もあったねと笑って話せる日が必ず来る。https://youtu.be/aOOpDfmy7mw?si=K86exVNJI2q7XYnJ
10月の夜、悲しみを軽やかにまとい今にも消えそうな佐藤伸治を日比谷野音で見つめる23才の君に捧ぐ。彼が紡ぐ言葉とメロディーの繊細な振動を、どうか全身で感じてほしい。彼がいなくなった世界で、彼の音楽に救われながら君は生きていくから。 https://youtu.be/1w3QLJAySu8?si=2nkvdlZFQwIiKtTE
南の島で知らぬ間に運命の新しい波に乗っている26才の君に捧ぐ。長い宝探しの旅が終わる頃、そこで出会った人やことが人生を大きく変えたと君は気付く。太陽と軽トラとゴーヤと水色の海に彩られた日々は懐かしい思い出となり、いつまでも私を照らす。https://youtu.be/PrwsA8p-N9Y