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私の大好きなオンニへ




8月1日にあなたと初めて会ったとき、私は胸が高鳴った。ブラジルで初めてアジア人のお友達ができること、人生で初めて「オンニ」と呼べる存在ができること、そして、洪水のように忙しかった大学生活にようやく変化の兆しが訪れること、あなたは私に希望と期待を与えてくれた。


オンニ、あなたは私がこれまで出会った人たちの中でも、とりわけ魅力的だと感じた一人だと思う。これまで何百人、何千人もの人と関わり、尊敬できる人や一緒にいて居心地の良い人に出会ってきました。でも、ここまで「魅力」という感情を抱かせる人は本当になかなかない。


そんなあなたと、母国から遠く離れたブラジルという広大な国のひとつの街で出会い、毎日多くの刺激や学びを共有し合い、分かち合えた。この数ヶ月間で私たちはとても濃く深い関係を築くことができた。

あなたの好きな音楽をもっと知りたいし、自分の好きな音楽も教えたい。好きなアイスを交換して一口ずつ味わったり、何でもない日に小さなプレゼントを贈ったりしたい。ハートの形の雲を見つけたら真っ先に知らせたいし、あなたの恋愛観についても知りたい。ふとした瞬間のあなたを写真に収めたり、美味しいものを一緒に食べてその感動を共有したい。もし悩みがあるなら、誰よりも先に私に話してほしいし、どこで会っても「自慢の友達!」と胸を張って紹介したい。


留学という限られた時間の中でそう思わせてくれたのが、オンニ。魅力がある人とは、相手をもっと知りたいと思わせ、自分の感情や価値観を差し出してでも関わりたくなる、そんな人だと思う。



グラマドの帰り道、Ed Sheeranの曲を聴きながら涙を流すあなたを見たとき、そしてそれが亡きお父様の着メロだったと聞いたとき、「この人は本当に多くの人から愛され、支えられて生きてきたんだ」と私は強く実感した。

あなたがブラジルで想い描いていたタトゥーのデザインの意味を教えてくれたときは、私の想像力の浅さが露呈した瞬間でもあった。

旅行に行くたびに、まずお母様へのプレゼントを探すあなた。時間や場所を問わず彼氏から電話がかかってくるのを嬉しそうに受けるあなた。そして、何か話したいことがあればすぐに家族LINEを開くあなた。これらすべてが私にとって新鮮で、ただの文化の違いではなく、あなた自身の魅力が周囲の人々から自然と私に伝わってきたように感じた。



そんなあなたを見て、とても羨ましく思う。私も誰かを愛し、愛されたい。


そして、そんなあなたにブラジル交換留学という貴重な1年の中で出会えたことは、私の一生の誇り。この出会いをこれからも大切にしていきたい。もし、あなたにとっても私との時間が少しでも意味のあるものであったなら、それ以上の喜びはない。

また、絶対に会おう。
今度は私かあなたの国で。


愛しています。

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