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演奏会の収支を公開
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榊原 花梨 さかきばら かりん
クラリネット奏者。
静岡県浜松市出身。浜松学芸高校音楽科、国立音楽大学卒業。
2020年4月より17ライブにて毎日配信を始めると半年で約4万人のフォロワーを獲得する。
猫のせんせいと同居中。
好きなものはおすしとお風呂。
集客を真面目に勉強中。
こんにちは。
忙しくもあったのですが、ただただ単純にサボってしまって久しぶりの更新です。
ご存知の通り、榊原は演奏者の傍ら、ちょっとしたコンサート運営もしています。
今はほとんどが自分込みの演奏会の主催ですが、そのうち私が出演しないない企画もバシバシこなして他人のふんどしで一生相撲をとっていくのが夢です(!)
さて、今回は先日終わったばかりの主催公演の収支を公開します。
何かの参考になれば幸いです。
観客動員数や気になる各演奏者のギャランティーやいかに、、、!
手っ取り早く結果発表
+支出
・ホール代
110,700円※ピアノ貸し出しも含む
・フライヤーデザイン+印刷費
38,487円
・チケット印刷費
4,000円
・ホール打ち合わせなど交通費
16,000円
・JASRAC
まだ来てない
支出合計 169,187円
(なるべく抑えたいので、撤収時間も少し早めに設定してホール代を少々浮かせたり、チケットは自分で作ったり、フライヤーも必要最低限でしか刷らずにケチケチにケチっている)
+収入
・チケット収入
419,680円※みんなありがとう
・ご協賛
300,000円※9社合計
収入合計 719,680円
差引収支 550,493円
ギャラ
去年まではきっちり三等分でした。
共演者のありがたいお言葉で、各々、地元で開催する場合は配当を4:3:3にしようとご提案いただき、浜松開催の時だけは私が少し多く頂くことになりました。
感謝。
普段はきっちり三等分です。
ということで、今回は
榊原 220,000円
佐々木 165,147円
米津 165,147円
でした。
良いと思います。
というか、このキャパだともうこれが限界です。
前回の浜松公演もこのくらいかもう少しだけ少なかったかな、、、という感じです。
JASRACはまだ請求が来ていないのですが、恐らく1万円くらいかと思います。
意外と少ない、と思ったか、意外と多い!
と思ったかぜひご感想いただきたいのですが、何ヶ月も前からひとつの公演の準備をするとなるとこのくらいは、最低でも、!と思います。
感想
+グッドポイント
・120席のキャパを埋められた
絶対的な超グッドポイントだと思いました。
それから今年より、リハーサル見学券なるものを独自に捻り出し(笑)
そちらがお値段張るものの大変好評で売れ行きが良い、というところも大きいと思います。
ただ、券売は本当にお客さまのお心遣いで私がコントロール出来るところではないので、本当に本当に感謝。
ありがとうございます。
・ご協賛を集められた
これはかなり大事。
特に小さめのホールだと券売を完売させても経費を引いたら何も残らなかった、みたいのことがザラにあるので、今回もご協賛ありき、というところがあります。
ただ、正直いちばん神経を遣うし、コンサート主催で最も難しいことのひとつ。
確か前回はラッキーも重なって38万円集めましたが、今回は割と苦戦しました。
それでも今回のことで30万円集められればこのキャパはある程度は安心、あとは券売を頑張るのみ、と分かったのは良かったです。
+モアポイント
・頑張らないと完売しない
今でも当日には完売の状況を作れてはいるので良いのですが、毎回毎回、それはもう100%の力で頑張っています。
リリースしたら争奪戦のようなコンサートを作りたい、地元であれば尚更出来るのではないかなと思いますので、そこは私自身の課題だと思いました。
・応援してくれる組織をもっと増やす
これも今も充分なご協賛なのですが、どうしても毎回出して頂けるところに甘えてしまいます。
私の顔で出していただいている様な状況なのを、私の活動で最終的に【地元に】【社会に】「どのような貢献ができるのか」「どのようなミッションを果たそうとしているのか」自分な中で明確にしないとこれ以上の応援は増えないと感じています。
・これ以上大きなホールでやることに身構えている
特に浜松では、120〜250までのホールはまあ、ある。
そこから次のステップに行こうとすると急に1,000を超えてしまう、、、。
そこでちょっとビビっている自分がいるが、キャパを増やせないと演者のギャラもここが限界値になってしまう。
そこで2年後の2,000席のコンサート企画を目指すことにました。
主催の使命
何回も言いますが、私が考える主催の役割は、
【アーティストに当日最高の演奏をして頂く環境を全て揃える】です。
どんな演奏会でも日程が迫るごとにナーバスになっていくものなので、アーティストにはとにかく当日のパフォーマンスを最高のものにするために時間を使ってもらいたい。
ですので、主催がすることは
【集客からお金の確保まで】
演奏以外の全てを担うことが理想だと考えます。
詳しくは、こちらにも記事を書きました。
私自身も演奏者だからわかることですが、お客さまに楽しんでいただくためには【良い演奏】をしてもらう必要があります。
【良い演奏】の定義はいろいろありますが、全てはお客様が決めること。
ただ、演者の良いメンタル、全てをお膳立てした当日の良い環境、これがあってのものだというのは意識しないといけません。
いずれにせよ、お客さまの満足度を上げてまた来たいと思って頂くには【良い演奏】が必要不可欠だと思います。
これからの課題
現状では「売り手」によし、「買い手」によし、のところしか見えてませんが、そろそろ「世間によし」のところを意識して
【三方よし】を実現させるのが40歳までの課題です!
これからも皆さんの応援がますます必要になりますので、かじれるスネは限界までかじっていきたいと思います!
引き続き、応援よろしくお願いします。