教育は常にアップデートしなくては-著書「子どもの才能を引き出す」-
オードリータンのお母さんが書かれた本ということで手にとりました。
著者について
本の言葉から学ぶ
以下はすべて本の中で私がメモした言葉。今の教育がいかに硬直的で柔軟性に欠けているかが分かる。
もちろん今の教育がすべてが悪いわけではないけど、環境に合わせて教育の在り方は変わるべきなのにそれができていない。
「変えようとしない考え」、変えないことが正解と考えてしまうのが危ういなと思う。
・先生たちが「子どもはおとなしく話を聞くべき」であるといったような心理的要求を放棄することから始まった。
・子どもの学習に対する大人の期待値が上昇してしまったせいだった。子どもへの期待が、その子が耐えられないところまで高くなってしまったのだ。
・保護者が心配しているのは、子どもとその仲間たちとの比較がもたらす心理的問題を、学園の先生がうまく処理できるかである。
・子どもにこんな気質(他の子に対して悪意のある冗談をいったり、攻撃的な言動をとる)を植え付けてしまった原因は家庭にある。だから保護者に誠実に説明し、子どもの行為を改善するために、親と教師が共同して真正面から取り組む、それだけが現実的解決の道だ。
夢はあえて抱かない、これは人生最大の悲劇だ。
・「教育を教師に即して始まるのではなく、子どもに即して始めたら、教育はどう変化するか?」
・「試験が今終わった。とてもうれしい。だってこの試験は解答が正解でも間違いでも関係ない。叱られないからね」どうして普通小学校の教育では、子どもの答えが間違っていると責めてしまうのか。
・よく学ぼうとする者は、最悪の先生からだって何らかのものを学びとることができる。保護者に先生を敬う姿勢がなければ、当然、子どもだって先生に心服できるはずもない。
・教育では、子どもに標準型の定食を提供していて、子どもは食事を選ぶことができない。君たちの教育では子どもが料理をそれぞれ注文できるし、出された料理を強制されることもない。
「成功体験がなければ、子どもの学習への自信は確立できない」
オードリータンが生まれたのはその親があったから、親として教育の在り方、子どもとの接し方って常にアップデートしなくてはいけない。
そう思えた本でした。
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