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国が育児休業とれとれいうけど、実際とってみると、収入は止まるし、税金請求は来るしですげー嫌な感じだった件。
いま、国もメディアも育児休業とれとれ言っているように思います(幻聴でしょうか?)
給与がなくなるけど手当が67%入るから、生活はあまり変わらない?と聞いていた?のですが、現実は全然違ったので、忘れないうちにメモ。
まず、私はそもそもフレキシブルな仕事なので、これまで子どもが生まれても、わざわざ育児休業するという考えすらありませんでした(そんな環境の日本人男性0.01%もいないでしょうけど・・・)
しかし今回は違いました。
既に2人の未就学児がいる中で、さらにベビーが追加となると、状況は全然違いました。
特に平日朝晩と週末終日がカオス・・・
こりゃ無理だ・・・と思い、出産後に「育児休業」とろうと思って事務に行くと、「え、すぐにはとれないですよ」と。
えぇ??そういうもんなの?
有給とかと同じノリかと思いきや、全然違った。
「原則1か月前までの申請です。辞令ですから」
えぇぇそうなの??それ初めて聞いたんだけど・・。
組織のトップの名前による辞令ものでした。
みんな知ってるの??
しかし既に我が家は火の車。
しょうがないので1か月後から育児休業することにして、それまではすべて有給で埋めました。
男性の育児休業の調査でも
https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20191008.pdf
「父親が育児のために取得した休業・休暇は「年次有給休暇」が最多、育児休業取得率はわずか7.2%」など書かれていますが、これは、育児休業制度が、このように気軽に使えないからではないかと・・・。
有給が1日単位で使いやすく、育児休業は、1か月以上前から、いつまで取るのか計画的に行うもの、という気軽なものではないのが普及しない原因では???もっと有給みたいにすればいいじゃんと思います(まぁ所得補償が労災からだからとかあるからできないんでしょうけど)
で、まぁ間もなくして、無事に
「おまえは育児休業!」
という辞令をもらい育児休業を取ってみて、まずびっくりしたこと、それは、直ちに住んでいる市区町村から住民税請求が1年分届くこと。
もらえるという67%の手当が入る前に、33万円支払う事態が発生。
67%の手当っていつくるねん、と思って調べてみたけど、3か月弱後だった・・・・。
いやびびるね。
育休とれとれ言うけど、実際とってみると、収入2-3か月とまるし、一方で、税金の請求は来るし、全然社会から歓迎されている感じしませんが・・・・歓迎とかそういう次元ではなく、リアルにお金が回らず、これを理由にキャッシング・借金する人いるんじゃないか??
出産に際してもある程度お金払うし、上記の収入が止まる2-3か月の間もいつもどおりの生活費だって必要だし、ベビー用品を追加で購入することだってある。
なんとなくですが、育児休業を取るなら少なくとも100万円くらいはストックないときついんじゃないかしら(精神的な安定のためにも)。
この国の社会福祉制度って、利用者のためじゃないよねぇ、お上がしょうがなくいやいややってあげている感じがすごい。
ユーザーの利便性とかマジ考えてない。
いうまでもなく育児休業の手当てをもらうには、意味不明な紙に記載する作業が必要だし、なんとびっくりその作業が2か月ごとに必要と。
いかにもめんどくさい嫌がらせをすることで、育児休業を早くやめろという感じです。
すげーやな感じ。
ちなみについでに育児休業給付金のこと調べてみましたが、税制上は課税されないようですね。
https://www.keisan.nta.go.jp/h29yokuaru/cat2/cat22/cat22a/cid023.html
育児休業基本給付金の支給を受けている配偶者
育児休業基本給付金は、控除対象配偶者の判定上、合計所得金額に含める必要があるのでしょうか?
控除対象配偶者に該当するかどうかを判定する場合の合計所得金額には含まれません。
雇用保険法第61条の4の規定に基づき支給される育児休業基本給付金は、同法第10条に規定する失業等給付に該当し、同法第12条の規定により課税されないこととなっています。
また、国家公務員共済組合法第68上の2や地方公務員等共済組合法第70条の2に規定する育児休業給付金についても同様です。
➡つまり課税対象ではない。
よって、
・来年度の住民税・保育園の料金などなどが安くなる?
・ふるさと納税の金額を考える場合は、この手当は含めず、休業前にもらっていた給与所得などで計算すべきですね。
などを考えると、休業手当を例えば1年もらうとしても、1-12月の1年もらうのではなく、7~6月などの1年の方が得ですね。
個人的な感想としては、出産後3か月くらいまでは母乳のインターバルも短く闘いの日々。
それくらいしてくると、インターバルも広がってくるし、生活のリズムも読めることができ、ある程度計画して外出できたりもできるかもと思います。
まぁなので育児休業はできるだけ長くとって、落ち着いてきたら、自分のやりたいことでリラックスしたり、さらに落ち着いてきたら、休み中にキャリアアップ&シフトのための自己研鑽とかやったらいいんじゃないかと思います。
*ちなみに3人目出産のために2歳児を保育園に応募しましたが、やはり落ちました。この国は、子どもを増やす気はないと思います。