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論文メモ:ホスピスおよび緩和ケア拡充のための段階的計画、と、さまざまな重篤な疾患に対する予後の告知に関する医師と一般市民の態度:韓国全国調査、韓国のお話し
韓国のホスピスは、日本と違って、制度としてがん以外もちゃんと包括しているようでまともだなと思いました(とはいうものの制度としてはカバーしていても非がんはほぼほぼ実施されていないと)。日本はいつまで緩和ケア病棟は、がんだけ、といっているのでしょうかね。もっとも、個人的には、緩和ケア病棟なんて不要だと長年考えているタイプではありますが。仮に存在するにしても、緩和ケア病棟は、痛みを中心に短期間で集中的に方向付けするところ、として、急性期病棟扱いにすべきと思いますけどね。療養は病院以
Predictors of advance care planning in 11 high-income nations 高所得11国におけるACP(実施の)予測要因についての研究 *日本含まれていません
JAGSに興味深い論文があったのでメモしておく 背景 高所得国では高齢者人口が増加しています。例えば、アメリカ合衆国では2050年までに21.4%が65歳以上になると予測されており、それに伴い、事前ケア計画(ACP)の重要性が増しています。本研究の目的は、11の高所得国におけるACPの実施率の予測因子を特定し、ACPと医療利用要因との関連性を探ることです。 方法 2021年の国際医療政策(IHP)調査データを使用し、社会人口統計学的要因、医療利用とACPの関係を評価し
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田舎公立病院は限界寸前!累積赤字に苦しむ医療現場。人口減少地域で生き残るには、独法化し地域の民間医療法人も巻き込んだ地域連携推進法人・法人統合しかないんちゃうん?じゃないとハードランディング・共倒れするしかないと思うが大丈夫??
コロナ前から田舎の公立病院の赤字は問題視されていましたが、コロナの間はそれどころではなく補助金もたくさん入ったこともありある意味で沈静されていましたが、コロナもおちつき、公立病院の赤字問題が再燃しています。今度こそ待ったなしでしょうね。 公立病院が赤字に陥っている問題は、地域医療の存続にとって深刻な課題です。特に、新潟県や岩手県のような県立病院群の財政問題は、極めて重大な事案だと思いますが、典型的なtoo big to failに陥っていると感じます。 厚労省はこれまで、
田舎の勤務医の給料はどれくらい高いのか?日本だけではなく北米やオーストラリアは?総合医と専門医はどれくらい違うの??一般人と比べて何倍もらっているの?
みんな大好きお給料の話です。 田舎の勤務医の給料のお話では、ちょっと前にこんな記事もありました。 5500万円・・・・この記事を見た人は、生唾ごくりで、田舎の人は勤務医をうらやむ(&恨む?)ことでしょう。 これに限らずマスコミ様の熱心な報道の成果で、「医者=儲かる」というイメージは国民に浸透してそうです。 特に田舎は、他に高い給料をもらっているサラリーパーソンがほぼいないので、医者は目立ちます。 ちなみにこれも完全な印象操作だと思っていて、田舎の勤務医は、可処分所得は大し
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田舎公立病院は限界寸前!累積赤字に苦しむ医療現場。人口減少地域で生き残るには、独法化し地域の民間医療法人も巻き込んだ地域連携推進法人・法人統合しかないんちゃうん?じゃないとハードランディング・共倒れするしかないと思うが大丈夫??
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イギリスのプライマリケアのデータベース「Clinical Practice Research Datalink(CPRD)」の研究チームはLSHTMにあるんですね
日本も見習ってこういうデータベースを作成して分析用に開放してくれー Clinical Practice Research Datalink(CPRD)は、過去および将来の公衆衛生および臨床研究を支援する実世界の研究サービスです。CPRDの研究データサービスは、医薬品および医療製品規制庁(MHRA)によって提供され、保健社会福祉省の一部である国立医療保健研究所(NIHR)の支援を受けています。 CPRDは、英国全土のGP(一般医)診療所のネットワークから匿名化された患者デー
認知症や統合失調症などの患者に、本人説明・同意がないまま家族などと相談して精神科領域の投薬を、外来で進めていくことについての法的正当性
(以降の内容は真実ではなく、着色された内容です) 紹介された患者が、タイトルのような状況でリスパダール液剤を定期投与されていた。 リスパダールは、暴れている人や興奮している人に使われたりして、錠剤もあるのだが、液体で、お茶やみそ汁やスープなどに混ぜてこっそり飲ませることが容易である。 高齢者医療介護にかかわっている人であれば、医者じゃなくても使用に関わったことがある人は多いのではないか(一応書いておくとそれは保険適応外ではあるが、それについていろいろ書くことはここの目的
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