Google の求める人財「ラーニングアニマル」になるための行動指南
Google が大切にする人財
How Google Works - 私たちの働き方とマネジメント という本で興味深かったことの1つが、「ラーニングアニマルであれ」 という指摘でした。
ラーニングアニマルとは
Google が大切にする人財の 「ラーニングアニマル」 とは、一体どういった人たちなのでしょうか?
ラーニングアニマルの特徴
自分のまわりを見てみると、あらためてラーニングアニマルだと思える人がいることに気づきます。常に新しいことを学ぶ貪欲な姿勢を持ち、単に学ぶだけでは終わらず、学んだことを 「次」 に活かしているのが特徴です。
例えば、得られた情報や知識を実際の仕事での課題設定に使い、問題解決プロセスにも活用します。ここからまた新しい学びを得て、「学ぶ → 学習内容を活かす → 成果を出す → 学ぶ → … 」 、という小さなサイクルを早く回し続けています。
また、時には過去に学んだことを捨てているんですよね。身近にいるラーニングアニマルの人たちは、何を学ぶべきかの取捨選択の基準が明確になっているように見えます。
自分の中で課題意識があり、そのアンテナに引っかかったものを深掘りしていきますが、途中で違うと感じたり、これ以上は掘り下げる必要はないと思い、その時点で止めます。結果、広げすぎず、その時々で必要なことに絞って、学びを続けているのです。
ラーニングアニマルになる方法
ではラーニングアニマルになるために、どんなことを普段から意識したり行動するといいでしょうか?
常に新しい知識を求める
ラーニングアニマルになるための第一歩は、自分自身を知識の探求者として見ることです。
新しいアイデアや情報に興味を持ち続け、学ぶ機会を積極的に取り入れます。例えば、新しいサービスをいち早く試してみる、雑多な本を読む、知らない場所にも足を運んでみる、普段は距離の遠い人に会うなど、様々な方法で新しい機会をつくって知識を得るといいでしょう。
学んだことを実生活に応用する
ただ情報を吸収するだけではなく、それをどのように実生活や仕事に活かすかを考えることが重要です。この応用力こそが、「ラーニングアニマル」 の特徴的なスキルです。
学んだことをお仕事などでの実際に役立てることで、理解が深まり自分の血肉となります。たとえば、新たな情報や知識を得たとき、それを現在の仕事での問題解決や参加しているプロジェクトに使ってみるわけです。
学習と行動の結果を評価する
ラーニングアニマルになるために大事なのは、学びと行動のプロセスを振り返り評価することもポイントです。自身の学習方法や取り組み方を改善することにつながります。
具体的には、何かを学んで使ってみた後に、どの程度有用だったか、自分の理解はどれくらい深まったか、次にまた同じようなことをやるとしたらどう改善できるかを考えてみるといいでしょう。
必要な領域を選び取る
1つ注意点があるとすると、ラーニングアニマルは好奇心が強いあまりに手を広げすぎてしまう状況に陥ることです。全てのことをを学ぼうとすると、あまりにも広すぎる情報の沼に迷い込む可能性があります。
重要なのは学ぶべき領域を見極め、集中することです。選択と集中の姿勢が大切です。
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ここまで見てきた姿勢や考え方、行動を日常的に意識し、実際に行動に移すことでラーニングアニマルとなれ、新たな学びを通じて自分自身を成長させることにつながります。
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