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そうか、目線が低すぎた

先日JICAの公式行事としてジャカルタにて
安全対策協議会・先輩隊員の報告会・ボランティア総会が行われました。

それぞれの詳細の説明は置いておいて。
派遣後約1年の先輩隊員3人の中間報告を聞いてきました。

その3人はみんなジャカルタでスポーツ隊員(水球・水泳・ラグビー)としてインドネシアのスポーツ局に配属され、
それぞれの活動をしていて。

それぞれの活動があるんだけど、
大きく分けるとジャカルタチームのコーチとその競技の普及がミッション。
競技の普及と言っても、それぞれの競技があまり国内で知名度も競技人口も多くないものなので、
どういうターゲットに対して、どういう切り口で紹介していくかを考えながらやらないといけない。
そしてそもそも競技人口も多くないこともあり、
その競技に対して予算がなかなか下りないそうで
むしろナショナルチームもなくなるかも知れない、というような状況もあるそう。

だから競技の普及と一口に言っても
その背景にあるのは、その競技の国内でのプレゼンスをどう上げていくのか。
企業に対してスポンサードを依頼することも一つだし、
企業チームを作ることも考えたり。
とにかくどうやってその競技のインドネシアでの立ち位置、知名度を高めていくのか。


圧倒的に見ている世界が違った。
一地方都市の市役所で一人でちまちまやっているのとは、目線が全然違う。

首都での国の省庁での配属ということもあるだろうし、
そもそもやっている内容も違う、
そして何よりどちらが良い悪いではないんだけど、
本当に協力隊って人によってそれぞれの世界があるなあと改めて思った。


同じ国でも場所と職種が違うだけで、
こんなにもやっている内容と見ている世界が違うのか。
配属先の違いもある。首都にある配属先と地方市役所であれば
そりゃ考えている内容も見ている先も異なる。
比べる必要もないんだけど、やっぱりちょっと比べてしまう。
そんなことを思うと、マカッサルで何やってるんだろうな…
っていう気にさえなってくるよね。



出来る出来ないは別として、やっぱり目線は高く持つべきだ。
インドネシアという国が、その中でもマカッサルという土地が
どうあるべきか、どうなる必要があるのか。
何より自分がどういうことがやってみたいのか。
どういうことをしたら面白いと感じるのか、わくわくするのか。
どんな環境でも、やっぱりそういう目線は忘れちゃいけない。


出来ないことやもやもやが多いと、どうしても目線が低くなる。
近視眼的になって、世界が狭くなる。
そしてその狭い世界の中で息苦しくなる。
本当は出来たかも知れないことが出来なくなってしまう。

どういう環境であっても、出来ないことばかりの環境でも
一旦そういう前提や固定概念は置いておいて
あるべき姿や、やるべきと信じることを考えないといけない。
出来なくてもいい。夢想家でもいい。
それでも目線は高く持って行かないと将来に続かない。

そんなことを感じたジャカルタでの時間でした。


今週から任地に戻っています。
実はインドネシアに来てもう3か月、1年派遣だからすでに1/4が過ぎました。
活動していいよと言ってくれるところは段々見つかってきた。
後は行動していくだけ。
多分うまくいかないんだよね。それでもやらないといけない。

少しづつ目線は上げていこう。
どうあるべきなのか。どうやったら自分がわくわく出来るのか。

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