不登校のその後のその後④/松村
娘が学校から離れて、4年半。
中3になりました。
起業すると言っていた娘は、最近JKになりたくて、その練習と情報収集と受験勉強のために、学校に再び通い始めました。
夫は会社で、「俺の娘は起業するらしいぞ!」と話してたのに最近は、
「JKになるために学校に行きだした!」と話したら、
「あれ?普通に戻ってますやん!」と突っ込まれたそうな。
そう、学校に戻るなんて!
毎日遅刻せず、制服を着て、「いってきまーす!」とるんるんで出ていく新鮮な光景。
いつまで続くかな…?
と思っていたら、先生から電話の嵐。
・窓から逃げた。(窓から出たらあかんの知らんかった…)
・何も言わずに早退した。(言おうと思ったけど先生か近くにいなかった…)
も、も、申し訳ございません!
・娘さんが〇〇を忘れたらしくて、今、持ってきてくれたら間に合います…。
了解です!(なんと手厚い)
・給食のおかわりじゃんけんで勝ってました。
うん、これは問題なし。
そして最近は、
・ピアスのこと相談したいんですが。学校は禁止してるので。
(まぁ、そうなるよね。学校なんだから。)
娘は外したくないと言います。
装飾のない、ほとんどわからないクリアピアス。
「何があかんの?迷惑かけてないよ?見た目で判断されるって?いいよ別に。そんなんで判断するほうがおかしいもん。他の人も真似する?したらいいやん?何があかんの?秩序が乱れる?秩序ってなに?みんなおんなじにしなあかんってこと?意味わからん!」
「はい、そうします」と、素直に言える性格なら不登校にはならなかった気がします。
娘はピアスを外したくないのではなく、クリアピアスくらいでうるさく言う学校の性質にうんざりしているのです。
そこは娘の良心というか、信条でもあるのでしょう。
「意味わからんから無理!」
まぁそうなるよね。
たまたま近くにいた私の母に言うと、
「そりゃおかしいやろ!」
と語気を荒げました。
うん…。
「学校が!」
あ、やっぱりそっちね。
「私も一緒に言いにいくわ!」
まじで?
親子3代で行ったら、こんなに変(頑固?)なのは親(私)のせいじゃなく、その上のおばあちゃんのせいやってわかってもらえるかもしれません!それ、いいかも。
ピアスについては、賛否両論あるでしょうし、両論あっていいんやと思います。
ただ、その多様性を受け止める土壌がまだ学校にはない。
娘が通うのはすべての子供を受け入れるべき地域の公立中学校です。
ピアスで困っているのは娘ではなく学校側じゃないかなぁ。
さて。ばぁちゃんはややこしくなるので、声はかけませんが、連休明け学校に行ってきます。
遅れてる学力をどうつけていきましょう?の相談なら喜んで行くのですが…。
こんな不毛な話で呼び出される私のために、娘よ、ピアス外していただけませんか?(無理でした)