勝ち負けではないはず
今こうやって
この記事を入力しているパソコン画面の横には
母と私と当時小2だった娘が
カメラに向かって満面の笑みを浮かべている
一枚の写真がフォトフレームに飾られています
母は4年前に他界し
娘は私と身長が並び
今は反抗期の最中で
この写真の中のような笑顔を
もうだいぶ長い時間
見せてくれなくなっています
正確に言うと
私とはまだ無邪気に話をしてくれたり
機嫌の良い時には
長い事気持ちを話してくれたり
そんな時間を持てていますが
父親である夫に対しては
見守る私の心まで
チリチリと苦しくなるほどに
戦いモード丸出しで
日々厳しい表情と声色で
歯向かっている状態が続いています
カウンセリングを受けたり
心理学講座をいくつも受講したり
心理学的アプローチ、と言う表現をするならば
もう頭の中には知識をいっぱい詰め込んで
脳みそがパンパンになるほどに
インプット体制は万全な私です
娘に対しては
そのいくつかの知識や
カウンセリングでの体験を活かして
接することが功を奏しているのかも
しれません
穏やかな心の状態同士だと
話せることはできるのだと
実感しています
それでもうまくいかないことも
多々あります
夫には、夫なりのやり方があり
考え方も違うし
向き合い方も
学業に対する思いも
私と瓜二つ、と言うわけにはいきません
男性的な心理の動きもあるでしょうし
彼の中で信じた方法もあるだろうし
彼なりに精一杯
カッとなる気持ちもギリギリまで抑えて
向き合おうとしていることは
見ている私も良くわかります
カウンセリングを受けたり
心理学を学んだ私の感覚が
正しいなんてことはなく
時には私が信頼するカウンセラーさんが
感心してしまうかもしれないくらい
素晴らしい向き合い方を見せてくれることも
あるくらいです
それでも
娘には夫の対応に何か
反発したくなるものがあるのですね
そこまで言わなくても、
という言葉の応戦を
二人してやりあう時
私はただひたすら
二人の間に静かにいて
ただひたすら
心の中で焦ってしまう感じでいます
二人の間に私が口を挟むことで
解決するものもしないだろう
と言う考えと
私なりの受け答えのほとんどが
彼にとっては
「娘の味方をしている」
とはなから決めてかかってしまう
と言う具合になって
簡単に言えば
「私が入ると碌なことにならない」
強いて言えば
「火に油を注ぐ」
状態にしてしまうのだ、そうです
50歳に入る直前ごろから
とにかく怒りの沸点が低くなっている夫
元々激昂しやすいところはありましたが
言葉の圧力に私(おそらく娘も)は
彼のそれが始まると
そうそうに心が縮こまってしまう
そんな感覚になります
昔から例えとして
わかってもらいたくて
「私の前に鏡を置けたなら
そしてその自分の顔を
あなたが見える状態にできるなら
あなたのその声の大きさや
身振り手振りの大きさで
私がどれくらい萎縮して
自分の意見を伝えたい気持ちを
削がれていくかが
わかってもらえるかもしれないのに」
そんなことを
今日も伝えたところでした
彼は彼で
彼の思いを
感情を
フラストレーションを
わかってほしい
受け止めてほしい
認めてほしい
その思いが
あのような表現になるんだろう
とは良くわかるんです
実際に一旦席を立ち
一人の時間を過ごした後には
さっきは言いすぎた
謝るよ
と言いにきてくれる
私はただ
どんなにフラストレーションがあっても
それでもできるだけ抑えた声で
会話をすることで
抱えている思いを出し合える
そんな時間を持ちたいのだ
私たちは
対話をしているのであって
どちらが正しい悪いではなくて
どちらが勝つか負けるかではなくて
考えや意見が交わらないとしたら
穏やかに言葉を伝え合うことで
分かり合えるようになれたら
親と子だから
わかり合いたい
わかってほしい
の思いが強すぎて
こうなってしまうのは
わかるんだけど
それぞれが不機嫌そうなしかめ面をして
食卓を離れ
それぞれの部屋に入ってドアを閉める音
こんなに切ないことはありません
私にできること
挫けそうになる
(今夜はそんな気持ちが強くって)
でも深呼吸をたくさんして
また向き合っての繰り返し
明日は月曜日
新しい1週間の始まりです
☆あなたがあなたらしく
笑顔で過ごせますように☆
皆さんの心の平安をお祈りしています
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今日の日めくりカレンダーの言葉
「ゆっくり ゆっくり。」
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