見出し画像

人に求められる自分を生きることはほどほどにしたほうがよい

と思うのだけれど、世の中の大部分の人はそうではないのだろうか。

たしかに、人のニーズに応えるというのは必要なことである。
それは仕事の本質でもあるだろう。
誰かの必要を代わりにやることで、経済は回っていく。

しかしながら、例えばそれが、親や親族といった近しい人物からの要求であったならば、果たして健全であると言えるだろうか。

人が求める自分というのは、やはり解離していると思う。
同時に、「自分が他人に求める『他人が求める自分』像」も乖離していたりする。

だからこそ、まずは自分のニーズに応えた方がいい。
誰かのニーズに応えるのは、時間や範囲を決めて行った方がいいし、
場合によっては、自分と誰かのニーズへ同時に応えるなんて努力も必要だろう。

なんてことを誰かさんの本のタイトルを見て思うなど。

クリエイターメンタルマネジメントを考える上で、
そのクリエイターが苦しんでいる時に、
・誰があなたを苦しめているか
・なにがあなたを苦しめているか
はよく考えた方がいいかもしれない。

それは多くの場合、本質的には自分自身による無理難題から生じた苦しみであることが多い。
他人の心は変えることができない。
他人に選んでもらうなんてことは、自分自身の力ではどうにもならないのだ。
その時に考える必要があるのは、
クリエイター自身がなにを望んでいるかだ。
・自分が好きなものや表現したいものを思うままに作りたい
がいちばんの目的であれば、他人の目は気にしなくていい。
他人のニーズも必要ない。
その代わり、そのクリエイターは活動を続けるために、クリエイター自身で金と時間を確保する必要がある。

・他人に求められたい、ニーズに応えたい
がいちばんにくるのであれば、自分の創作は抑えて、
他人に求められるものを研究して作れば良い。
きっと前者よりもお金は集まりやすいだろうし、時間もクリエイターとしての時間にウェイトをおけるだろう。
ただし、それはクリエイターにとって楽しい時間になるかどうかはわからない。

どんな道でもメリットデメリットがある。
その時々で柔軟に心を柔らかく、考え方を変えられたなら、
きっと生きやすくなるだろう。


短い人生である。
自分の好きなことに苦しめられるのはもったいない。

いいなと思ったら応援しよう!