実のなるもの
師走の
つば甚での最後のお茶お稽古。
12月は慌ただしい為
お稽古の時間も短く、しつらいも質素に。
ご用意した料理も簡素になります。
弁当に使用した蓋付き縁高の模様は
実のなるものの絵変わり。
銀杏、茄子、南天、桜桃と一年を通しての柄を使いました。
過ごしてきたこの年を振り返り無事過ごせたことに感謝して
来年に向け新たなる気持ちを固める、
という事です。
実がなる柄は
繁栄を意味し縁起が良く
目出度い柄として着物や帯の柄によく使われます。
ですから
喪に使う着物にはこの柄は使いませんね。
この一年の各自経験してきた楽しさだけでなく
苦しみや悲しみも人生の身になった(実がなった)と感謝し
次の年に生かしましょう。と、
いう事です。
皆さま、お疲れ様でした。