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小村雪岱展と石岡瑛子展

小村雪岱展と石岡瑛子展。コロナ禍の下ながら、いい展覧会がけっこう開かれているなぁと実感する。

どちらも資生堂と関係が深い。そしてどちらも美術の本流の作家ではないのに美術館で展覧会が開かれている。そのこと自体が興味深い。

小村雪岱
◯三井記念美術館=画家の実力を見せる展示。超絶技巧工芸品の収集で知られる清水三年坂美術館のコレクション。美術史家の山下裕二さん監修。
◯日比谷図書文化館=描かれた絵が特に挿絵であることに重点を置いた内容。小さな会場だが、素晴らしく充実していた。装幀家の真田幸治さん監修。

石岡瑛子
◯東京都現代美術館=初期のポスターから映画やオペラで使われた衣装まで。実は石岡さんのことをまったく知らずに見に行った(※)のだが、内容を見て驚愕した。シルク・ドゥ・ソレイユの部屋に30分くらいいた。会期は明日までだが、このところ、超絶混んでいるらしい。テレビで取り上げられた影響は大きそうだが、やはり展示内容が人々を引き寄せているのだろう。同館キュレーターの藪前知子さんの企画。
◯ギンザ・グラフィック・ギャラリー=まだ行けてません。混んでるのだろうなぁ。
※石岡さんはたわくしの勤めている学科でもかつて特別講義か何かで呼んだことがあるという話を先日聞いた。


三井記念美術館の特別展「小村雪岱スタイル」については、上記の記事で取り上げました。

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