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自然と一体化した偕楽園のチームラボ/つあおのアートノート

水戸偕楽園で開かれているチームラボ「光の祭」をレポートする。

梅の見頃が終わってからの体験となったが、入場開始時刻(18:00)の1時間ほど前にはもう人が並び始めており、集客力のほどがうかがわれた。コロナ禍の中だが、屋外イベントゆえ安心して参加したという人も多かったのではなかろうか。

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入場開始時刻直前の水戸偕楽園東門付近の待ち列。入り口は2ヶ所あったようだ。

入場してすぐの場所には、梅の木が多く植わっている。ほとんどの梅は花の見頃が終わっており、「全部咲いていたらすごいだろう」という想像が脳裏をよぎる。とはいっても、チームラボの仕掛けは当然始まっており、梅の木ごとに設置された光と音のダンスにわくわくしながら歩を進める。

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しばらく歩くと、たまごの森があった。たまごは風船製。歩行用の道にもときどき置かれており、触ることもできる。さまざまな色に変化するのが幻想性を高める。

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たまごからはいったい何が孵るのだろう。これだけの数のたまごが一斉に孵ると、すごいことになりそうだ。たまごの森の奥には光の花びらが舞う樹木があった。花びらは散っている様を表現したわけではないようだ。上下に乱舞していたのだ。むしろ命が湧き出しているようにも思えた。

さらに奥に進むと、竹林の前をたくさんのうさぎが行列をしていた。しばらく待っていると蛙たちも。《鳥獣人物戯画》から抜け出して来たという趣向だろうか。

古の人々も列を成して歩いている。

最後に梅林に戻る。

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偕楽園全体を使った「光の祭」。スケールの大きさもさることながら、野外の自然とチームラボの表現の一体化が心地よかった。

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