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まちづくりで孤立するマイノリティを描く | 映画「テレパシーが使えない男」小鷹拓郎監督

文:MARI(雑貨屋 CORAZON) <小鷹拓郎監督との出会い> 私は三重県津市にある大門商店街でとても小さな雑貨屋「CORAZON」を営んでいる。この商店街は築70年の歴史があり、日中でも薄暗く、じめっとした昭和レトロな雰囲気が漂っている。昼間に開いているお店といえば、うちと真裏に位置するカラオケ喫茶のみで人通りも少ない。 ある日、いつも通りお店に着くと既に一人の男性が。 「お待たせしてすみません!お店開けますね!」と声をかけると男性は「昨日ここで飲んでたんですよ」と

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