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いつか歯車は噛み合う。

こんにちは、写真家のTakumaです。

突然ですが、皆さんは自分自身の名前の由来を知っていますか?
字画や音の響き、将来の願いなど色々な意味があるかと思います。

今回は私の名前の由来が写真に繋がっていたという話についてのnoteです。


1.僕の名前の由来

僕に付けられた「拓真」という名前は、
"たくましく、真っ直ぐに自分の道を切り拓いて欲しい。"
という願いが込められたもの。
小学生の頃に聞いた時、母がこう答えられたのを覚えています。

実はもう一つ名前の由来があることを知ったのは成長してからのことです。

僕の両親が新婚旅行で北海道の美瑛町にある、「拓真館」(たくしんかん)という美術館に訪れたときに、感動してこの名前にしようと決めたそう。聞いた当時は「へ〜。そうなんだ〜。」くらいのリアクションだったと思います。


2.名前の由来と出会う

それからまた随分と時は流れ、写真が趣味になった僕は濱田英明さんという、ひとりの写真家と出会います。彼がPentax67という中判カメラで写す作品は、視点が面白く、その場の空気感が伝わってきてとても気に入りました。作品集もいくつか手にするほどのファンです。

それから濱田さんの作品を追っていて数年が経つ頃、一つの投稿がされました。

自分の名前の由来となった「拓真館」が出てきました。

そして初めて気づくのです。写真の美術館だったということに・・・。

前田真三さんという、日本を代表する風景写真家のギャラリーだそうです。
調べると、拓進という地名に前田真三の「真」と写真の「真」に因んで命名しているみたい。

3.いつか歯車は噛み合う

今回の出来事には出逢うべくして出逢ったのだろうし、僕が写真を始めたのも運命だったのだろうと感じています。

自分の気づかないところで沢山の歯車が常にまわり続けていて、いつのタイミングかで噛み合うのだろう。

4.写真展での出来事

昨年の夏の写真展で在廊しているときの出来事。展示を行ったカフェでは、沢山のレコードを販売していました。気になるものがないか、パタパタと眺めているときに、見たことのあるジャケットが。なんと前田真三さんの写真がジャケット写真の一枚に出逢います。なんという運命だろう。。。

雄大な自然と人々の営みが織りなす美しい景色には感動して心を動かされます。住む土地の自然はよく目にしますが、四季を通して移り変わっていく様子を彼のようにじっくりと見つめることは忘れずにしていきたいところです。数日、いや、1日の中でも同じ景色は来ないのを知っているから。

実はまだ北海道は訪れたことがないので、近いうちに伺いたい気持ちでいっぱいです。美瑛の丘を眺めながらゆっくり過ごすのもいいし、拓真館のギャラリーで前田真三さんの作品たちと1日過ごすのもいいな〜。

今回は前田真三さんのInstagramのギャラリーより僕のお気に入りを数点載せて終わりにします。お孫さんの前田景さん(https://www.instagram.com/maedakei/)の写真もすっごく素敵で大好きなので是非・・・!!僕はお二人の大のファンです。


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