産まれたその子はもう成人、かも。
ラジオを聴いていると、不安を覚えるCMが流れる時があります。
そのCMは「過払い金請求」
初めて聴いたのはどこかの弁護士事務所だったと思いますが、物凄く深刻な口調で女性のナレーションが「あなたは返して貰うべき過払い金をまだ返して貰っていない。請求すべき!」と迫って来ます。
幸いキャッシングやリボルビング払い、サラ金に借金することが無く過ごせていますが、「請求すべきかしら・・」と、有りもし無い過払い金を確かめるべく電話をしたくなりました。
ですが、その弁護士事務所がいつぞやに「やらかして」から、どこぞの司法書士事務所がスルリとその位置に滑り込んで来ました。
ただナレーションは妙にポップな口調の若い女性となり「フリーダイアルなので電話料金は無料でぇす☆」と、明るく電話を促して来ます。
この感じになって来ると電話はしたくならないので、不安感は払拭されましたが、さり気なく「請求出来る時効が迫っていまぁす☆」と囁くことは忘れません。
この感じと「〇〇万円借りた方は、〇〇万円返金されています♪」とくすぐることも忘れません。
「電話料金が無料」は訴求力が弱くても、「元本に対して返金される過払い金が高額」は強いインパクトを感じます。
まあ、それだけ高額な利息を払わされていたのでしょうが・・。
そしてここ数ヶ月、借入の理由について聞き逃せない話が流れ始めました。
配偶者の方の不幸によりやむを得ず借入した方の例などは「それはご苦労なさって。。」と感じ入るものがあります。
ところが「息子の結婚式資金を援助」した母親の話はレベルが違いました。
苦労話としてナレーションが流れますが、詳細におののきました。
「息子の結婚式資金を援助、18年掛かって完済!!」
これだけで、どんな結婚式だったの??!と想像が妄想に発展します。
焚かれたスモークが上空から降り注ぎ・・・
新郎新婦がゴンドラに乗って降下し・・・
白い鳩が数百羽ロート、ロート、ロート♪と飛び立ち・・
新婦のドレスの裾を持つ10人くらいの子どもが付き従い・・・
3メートルくらいのウェディングケーキに入刀し・・・
政治家を30人くらい招待して・・・
フリオ・イグレシアスがミニ歌謡ショーをし・・・
キャディラックのオープンカーに鈴なりの空き缶が繋がれ颯爽と退場。
そんなことがCMの度に頭をよぎります。
さらに凄いことは、
「夫の助言で過払い金の請求をし」
「けっこうな還付金があったので」
「夫と旅行へ行く予定」
と、ウキウキに語るのです。
ここに到り、息子からビタ一文の返金が無く、苦労を重ねた妻に「助言」だけして、けっこうな還付金に乗っかり旅行へ行く夫。
謎の家族関係を見させられている気がします。
何と言っても、
「結婚式資金の返済期間が18年」
万が一、息子夫婦が成田離婚でもしていたら・・・と思うと、聞いているこちらが白目で泡を吹きそうになります。
そして、母の手作りセーター(干支の柄)を毎年プレゼントされて、ルンルンで着ているに違いなく、ハネムーンベイビーがいたら、今年成人式。
色々なシチュエーションってありますが、えぐみの強さはなかなか他に類を見ないと思い記事にしてみました。
右から左へ通り過ぎがちですが、聞き捨てならないCMに御座います。
ラジオだけかもしれませんので、テレビで流れていたら映像が物凄く気になる年頃です。(40代)
カラオケ映像のように、滲んだような紗が掛かりっぱなしの結婚式な予感。
そしてウキウキで星野リゾートを満喫する夫婦の映像が!!(ペアルック)
そんな夫婦は置いといて・・・
~ 本日のやる気の出るお買い物 ~
100均で10倍のお値段の1,100円も出して、震えながら購入。
今度こそ、もっちり、もちもちパンを作るだす!!!