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今年もありがたや! ~ 薬師丸ひろ子 Concert Tour 2024 ~きみとわたしのうた~ ~

去年、知人を「ひろ子沼」に引きずり込むことに成功しました。
大好きなので呼び捨てにさせて頂きます。
(丁寧と失礼の狭間)

去年は国際フォーラムの前から21列目でしたが、今年はNHKホールの前から13列目。

知人に「素晴らしい引きをお持ちで!!」と大変感謝されまして、余は満足じゃ。

会場内は「ひろ子LOVE」の静かな熱気ムンムン。
そこら中の同年代の方がオペラグラスの調整に余念が無い様子で、ちょっと覗いては目盛りをクリクリいじりまくっていました。

聞く気マンマンの知人と自分は開場と同時にしっかり入場し、開演までの約1時間をしゃべり倒して軽く喉を傷め、自分が持って来た飴で喉を癒す始末。気持ちも喉も温めすぎ。

今か今かと待ちわびていると、幕が上がり生バンドの方々が舞台上に既に着座しており、ベースの方のソロ演奏が始まります。
カッチョイイわ!!っと、しばし聞き入っていると、裾が幅3メートルくらいありそうな可愛いドレスを纏ったひろ子が登場し、場内が熱い拍手で迎える中「メイン・テーマ」にてコンサートスタート♪
ひろ子に熱視線を投げつつ、脳内に薄~~く野村宏伸が見えました。


伸びやかで耳にスっと溶け込むような優しい歌声にウットリ。

もう一曲歌った後に、まずはひろ子がご挨拶。

「このドレスは光が当たると白く見えるそうですが、薄いブルーなんです」

この情報はラジオ番組「薬師丸ひろ子 ハート・デリバリー」で、ひろ子が既に語っていたため「例のドレスね!」と心の中でうんうん頷きました。

続いてお約束の「立ち上がること無くゆったり自宅にいるようにお座り頂いて・・・」「わたしはこの位置(舞台中央)から動きません!!(ドレスのせい)」から、マイクを会場に向けてコール&レスポンスを促すように見せかけて「こんなことはしません!!」っと、毅然と言い放つ様に場内大笑い。
「わたしが他の方のコンサートへ伺った際に、たまたま歌えない曲の時にこのようなことがあり悲しい思いをしたことがある」と激白されました。

謎の安心感を会場に漂わせてから、おもむろに「お水をひと口飲みます」とお断りしてからクルリと後ろを向いた途端に会場から謎の拍手が・・・。
清水ミチコさんのお笑いライブは、ミッチャンがお水を飲む時に拍手をすることが恒例(強制)となっているため、ミッチャンに飼い慣らされている仲間がここにも??っと、密かに共感。


ここから今年発売のNEWアルバムからの楽曲を含むヒット曲が続きます。
優しい優しい耳に馴染む歌声へ拝みたくなりますが、ヤバイ人と思われるためガマンガマン。


約1時間の前半が終わり、休憩を挟んで後半スタート!


後半もひろ子に楽曲提供された豪華な人々のお話や、コンサートに挑む際の「声がしっかり出るだろうか問題」や「2時間経ち続けていられるか問題」といった歌手らしい不安とお年頃な不安を吐露するお茶目なMCが随所に入り、その飾らないひろ子の人柄にみんな夢中。

そして「少しでも多く皆様に歌を聞いて頂きたいので・・」とのお心遣いによる映画音楽メドレー♪
「探偵物語~Wの悲劇~セーラー服と機関銃」の「これ!!! これを聞きに来たと言っても過言ではない!!(知人・談)」に、会場の熱気は最高潮!!!!

特に「セーラー服と機関銃」のイントロが流れた瞬間の会場の熱い一体感は、知人の語り通りだと思います。

ここでコンサートは終わりなのですが、アンコールで再びひろ子登場。

アンコール曲は「時代」に続き、コンサートツアータイトルの「きみとわたしのうた」を歌唱されました。
「セーラー服と機関銃」の熱気から落ち着いたクールダウン。
素敵なコンサートでした♪


全歌唱後、自然とスタンディングする方がおり、自分もスっと立ち上がり、知人も一緒に、会場は割れんばかりの拍手。
アンコール時に、コンサートTシャツと動きやすいスカートへ衣装チェンジをしているひろ子は、ドレス着用時の「動きません宣言(有言実行)」とは違い、舞台の端から端まで移動しては深々とおじぎをし、手を振りまくりで拍手に応えて下さいます。
観客の振り返す手で会場が揺れているようでした。
ひろ子の感謝の念の深さと腰の低さに、熱い気持ちになりました。

帰りは知人と「素晴らしいコンサートでしたねぇ!!!」と熱く語りあい、自宅最寄り駅の飲み屋さんになだれ込み、お店では今度の選挙で立候補している候補者の悪口で盛り上がりました。(実録・天国と地獄)


ひろ子の素晴らしさを堪能しまくりのコンサート。
来年もきっとツアーしてくれることと思います。
自分は必ずチケット抽選に挑みます。
抽選に当たったらコンサート会場で、「これよ、これを聴きに来たのよ!!」っと、またも拳を固く握ることでしょう。
その日が来るまで毎週のひろ子のラジオを楽しみ、そして日々ひろ子のyoutubeチャンネルでひろ子に癒されたいと思います。


癒しの欲しい貴方、コンサートへ足を運びましょう。

映画の「セーラー服と機関銃」は「そんな訳ねぇだろう!!」といった炸裂したストーリーですが、ひろ子の可愛さと渡瀬恒彦の激☆カッコイイに飲み込まれますし、ラストに流れる当時の歌声の「セーラー服と機関銃」に痺れることでしょう。

コンサートでは同じ時代を過ごした方にはたまらない歌が目白押しですし、知らない歌だったとしても一緒に歌唱を強要されることの無い安心感(笑)

ひろ子に限らないかもしれませんが、貴方が「あの頃」に楽しませてもらった歌手の方のコンサートやライブ、機会があったら足を運んでみるべきだと思います。

自分はユーミンのコンサートにも「一度行ってみたいな」といった、軽い気持ちで足を運びましたが、感動・感動の涙目でした。


どれだけ年月が経っていても「あの頃のあの人がここに♥」って感動が満っち満ち。

ひろ子もユーミンもですが、ずっと第一線でいて下さる凄さ、あの頃と遜色ない歌声が聞ける有難さ。

ぜひ足を運んでみてください、チャンスはそんなに多くは無いです☆



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