壮大に濡れるか? 案外、憧れています。
自分の髪はくせっ毛です。
ロン毛な時は毛先だけまるでパーマを当てたように程よくクルンとした感じで流せて、江口洋介さんやキムタクのようになったものです。
あくまで髪型のみですが。
今は短くしているのですが、短くしても毛先のクルンは常です。
特にいまの梅雨時は期待以上にクルクルっとなります。
つむじもヘンな方向だそうで毛量も多く、美容師さん泣かせです。
幼馴染が美容室をやっているので、2~3か月に1回カットと白髪染めをお願いします。
オシャレなお店は苦手ですが、子供の頃から勝手知ったる仲のため、いい加減なリクエストにもプロのテクを使いつつ応えてくれます。
ありがたい存在です。
白髪は30代半ばからドドっと増えてしまい、染めていないと年齢的に物凄く苦労人風になってしまうため、渋々染めています。
白くなり始めから現在に至る過程は坂本龍一教授風なので、悪くないと思っていたりはします。
髪型によってはナイスミドルになれそうですが、性格に渋さがゼロなので涙を飲んでいます。
汗っかきでもあるので、梅雨が加速をかけてきますし、髪が伸びるスピードも当社比140パーセントで後ろ髪を相当切ってもらっても、すぐにレスラーの方のそれになり、なんともいえません。
雨の日は日焼けをする心配が無く、外出の際も心穏やかに用事を済ませることが出来ます。
家庭菜園への水やりもしなくて済むところはエコであり、節約心をくすぐってくれます。
ただ、傘が片手を塞ぐのは頂けません。
雨が止むと役立たない荷物と化してしまうところに、さっきまで大変お世話になっていたはずが、邪険な扱いをしてしまいがちです。
折りたたみ傘も良いのですが、畳んでカバーへ入れたとて、完璧な防水となっていなければ、カバンの中がビタビタに。
雨は嫌いではないのですが「濡れる」という当たり前の出来事にはいら立ちと、濡れてしまった物によっては腹立ちも覚えます。
しかし、誰に当たることも出来ない平等感もあります。
なにより雨が降らないと農家の方を筆頭に、あらゆる方面に困りごとが発生します。
激しくあらぶって降られても困りますし、降らないとこまっちゃウ。
リンダを入れ込んでみましたが、リンダの困りごとには比べ物にならないくらいの困りごとです。
ただ、やってみたいことがあります。
昔、「やっぱり猫がすき」で梅雨真っ只中、やけくそになった姉妹がベランダでシャンプーをかますなど、土砂降りを浴び倒す話がありました。
あれを、誰も見てない時に、あらぶる雨の中、外へ飛び出してビッショビショになってみたいのです。
シャンプーをしないにしても、駆けだしてみたり、自転車に乗ってしゃかりきに漕ぎ出してみたいのです。
しかし、ひよった身体と体裁がそれを許しません。
「小さい子が楽しそうにみずたまりに長靴で特攻する」ここがギリギリのラインかもしれません。
基本は猛烈なインドア派なので、雨の日は問答無用で「家にいられる」理由だったりします。
雨音をボケーっと聞く。
そういった何もしないことを正当化できる、そんな日が雨の日かもしれませんね。
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