楽しいドライブ。 狭い範囲を県跨ぎ!と、心温まる会話。 静岡&山梨
幼馴染と久しぶりに遊ぶ約束をしました。
緩~いドライブをいつも一緒に行っています。
今回も何処へ行きたいかリクエストを募ったところ、ピンポイントで「道の駅なるさわ」と回答がありました。
テレビで紹介されていて良さそうだからという理由でしたが、何が良いのか不明なところなんて気にしません。
この場所の周辺検索をして「他に2か所行けたら行く」といった、ガチガチなルート設定はしない緩さを大切にして出掛けました。
まずは幼馴染宅へ車で向かい、そこから東名高速に乗って約2時間くらいで山梨県へ突入、富士山の大沢展望台を目指しました。
幼馴染宅に到着すると、おばさんが出迎えて下さり、激しく両手を振って自分の健在をアピール。「お母さまはお元気?」と聞かれるなど、お約束のやり取りをしました。おばさんが家に入る直前に振り返ることを予想し、手を振る気マンマンでしたが、そんなそぶりを全く見せずにおばさんは玄関の奥へ消え去りました。
「おばさんは過去を振り返らないタイプだね」と、幼馴染に小さく頷きながら囁き車を出しました。
紅葉の季節でもあり若干の渋滞は考えられましたが、それはそれで数カ月ぶりに会った幼馴染とのトークは弾みますから、渋滞にハマったところでお構いなし。
こないだ調子の悪かった眼はどうした、当方は喘息が出そうで出ない瀬戸際でギリ健康キープ中など、先日の同期達との健康談義に通じる盛り上がり。
特に老眼について、幼馴染はとうとう老眼鏡をゲットしたと激白したため、やや道路渋滞にハマった状態でもトークはトップスピードをキープ。
当初2時間で到着を予定していましたが、ナビのはじき出した展望台到着時間が3時間半と大幅に遅延となったため、急遽道の駅へ直行するルートへ変更。
曇天だったこともあり、展望台に何の未練も見せない我々の英断っぷりが空模様に変わって輝きます。
見事な紅葉が見れたかしれませんが、そんなこともお構いなし。
それが二人のクオリティ。
「あれ、富士山かしら?」と幼馴染の指差す標高の低い山に対して、「たぶん、違うんじゃないかなぁ」と優しく答える心の余裕を見せながら、幼馴染宅から約3時間半後に道の駅なるさわ到着。
改めて何でここに来たかったか聞いてみると、「マツコの知らない世界」で一番ナイスな道の駅と紹介されていたから、と教えてくれました。
更に改めて何がナイスだったのか聞いたところ、「何だっけ」とひと言。
「テレビ見直してくれば良かったよね」と微笑む幼馴染。
お腹が猛烈に空いていたので、責めることも忘れてレストランで食事しました。
幼馴染は一番人気の大根の千切りが山のように乗っている「せんどそば」をチョイス。本当は特産品の鳴沢菜を使った「せんどそば・鳴沢菜まぜご飯セット」にしたかったようですが、鳴沢菜まぜご飯が品切れとなっており涙を飲むことに。
自分は親子丼をチョイス。
卵がトロトロでお出汁の濃さが鳥肉に絡みまくり、お米もふっくら、お味噌汁に入っていた大根がこれまたお汁沁み沁みで、お腹が猛烈に空いていたこともありますが、絶妙に美味しかったです!
もりもり食べてしまい、写真を撮り忘れました、あぁん。
敷地内にある「なるさわ富士山博物館」が入館無料だったので、吸い込まれるように入館。
そんなに期待していなかったのですが(ナイショ)、結構な見応えがあり、地下に展示していた恐竜に脅かされ、久しぶりに「ひゃ~~~」と大きな声を出してしまいました。イケズ!
色々な鉱石や宝石が展示されていて、触れるものもあって楽しかったです。
「店内は間接照明のシックな空間となっており、ご家族やカップルの方がショッピングを楽しみ来店されます。」ですって!
カップル!! フーーー!!!(急な興奮)
次に向かうは自分のリクエスト「富士ミルクランド」!
「道の駅なるさわ」は山梨でしたが、約30分で静岡の「富士ミルクランド」へ移動。
乳製品、特にヨーグルト好きとして、牧場は行かずにいられません。
山梨からの道中、驚いたことに3か所くらい牧場を見かけまして、その都度寄って行きたい衝動にかられましたが、予定時間は相当超過していたため、チラチラ流し目をくれるだけで断念。次の機会では牧場をハシゴしたいと思います。
道をちょっと間違えたりしましたが、無事に「富士ミルクランド」へ到着。
ジェラードが目に飛び込んで来ましたが、ここは先にヨーグルトの物色をしないといけません。(義務)
待望のヨーグルト(1000グラムもの)は、プレーン・加糖・黒糖の3種。
自分は断然プレーン派なので、プレーンを鷲掴み。
黒糖をしばし見つめましたが、小さなカップタイプのヨーグルトでは加糖もアリとしていますが(何様?)、大容量タイプは原則(大袈裟)としてプレーンを良しとしているため、黒糖はまたの機会に。
同時に父へのお土産でチーズ、母へのお土産でシュークリームも購入しました。
ヨーグルト購入で気分が高まる中、ジェラードへ挑みます。
もともと曇天の中、日が傾いて来たため寒さが忍び寄っています。
ジェラードトリプルに行きたいところですが、ここはダブルに押さえます。
ヨーグルト好きとして「ラムレーズンヨーグルト」へ行こうかと迷うところでしたが、プレーンヨーグルトを買っていたため、ここは一番人気の「あさぎりミルク」と静岡だけに「三ケ日みかん」をチョイス。
店外にベンチがありますが、確実にお腹も表皮も冷えると思ったので店内のベンチで頂くことに。
このミルクがとてもミルクミルクして濃厚、みかんは程よいさっぱりした甘さで双方ベリーグーなテイストで御座いました。
幼馴染はミルクと期間限定の「栗」だったので、栗をひと口お呼ばれ。
これも口に入れてちょっとすると、フワっと「あたし、あたし、栗、栗だよ!!!」と存在感をアピールしてくる栗っぷりで、とても美味しかったです。甘味料ではない、しっかりした栗を感じてびっくりしました。
たっぷり観光をした帰り道(2か所だけ?とか聞こえない)、ご当地スーパー「OGINO」を発見して入店。
ご当地ヨーグルトがあるかもしれないため、スーパーは外せません。
キョロキョロしている幼馴染をほったらかして、ヨーグルトコーナーへ一直線。
ご当地品では無かったのですが、食べたことの無いタイプの八ヶ岳野辺山ヨーグルトを発見したので、先ほどの「富士ミルクランド」で1000グラムを購入していましたが、スーパーでも400グラムを2種購入。
ついでに夕飯用に静岡餃子とコロッケも購入。
ルンルンで山梨&静岡を後にしました。
帰りの車中は幼馴染と仕事のやり方について熱く討論。
「ちょっとヤバイ人」のヤバさをフロントガラスが曇るほどに熱弁し、幼馴染も「それはないわぁ、ヤバすぎ!!」「ええぇ、なにそれ!!」と高速餅つきのような素晴らしい相槌をしてくれるため、思い出すまま湧き出す泉の如く「ちょっとヤバイ人」ネタを喋り続け、あっという間に幼馴染宅到着。
喋り過ぎて喉を相当痛めつつ・・・
高速料金とガソリン代を折半して、「また行こうね~」と話していたら、別れ際に「いつも仲良くしてくれてありがとう!」と初めて言われて涙ぐんでしまいました。「いやぁん、お互いさまよぉ!友達が片手より少ないから嬉しいわぁん♥」と叫びながら走り去りました。
去年だったか、送ったLINEの返事が遅いため、自分が死んで腐っていると思った別の幼馴染に激しく心配されたことも思い出しました。
今回のドライブの本当の目玉は「富士山の大沢展望台」だったと思います。ですが、登山もハイキングする気もさらさら無かったこともあり、全く躊躇わずに割愛出来ました。
そして最大の得るもの、別れ際の心温まる幼馴染の声掛け。
これだけでも出掛けた甲斐があったと思います。
あ、ドライブ話だったはずなのに、感動のフィナーレとなりました。
では、また!!
(どこで泣くべきかしら? by 心の奥さん)