有難いですが、一体どなた?
夕方も過ぎて外も暗くなり、事務所の雨戸を閉めていたら、
ピンポーンとチャイムが鳴りました。
インターホンの画面を見ると母が映っています。
「どうしたの?」と玄関を開けると、
「これ」っと言いながらチョココロネ形容のクロワッサン生地に
バニラ生クリームが入っている高そうな個包装を2個くれました。
「食べられ無かったら、今日と明日に分けなさい」と
40代の自分に心温まるアドバイス。
「これ、どうしたの?」と聞くと、
「お父さんが貰って来た」と。
「誰から?」と聞くと、
「知らない」と・・・・。
そうなんです、父は「知らない人」からよく頂き物をして来ます。
実際には父の仕事場のお客さんからと思われるので、
当たり前ですが全く知らない人からでは無い、はず(そう信じたい)。
さすがにその場合は持ち帰らないで欲しい(さじ加減)。
そう思いながら、2個とも完食。
とても美味しかったです。
どなたか存じ上げませんが、ご馳走様でした・・(普通に食べる)!
そんな自分も数年前。
道で仁王立ちで震えていた女性に「大丈夫ですか?」と声を掛けて、
「荷物が重いので、ちょっとそこまで運んで頂けますか?」と言われ、
ほんとに「ちょっとそこまで」乗っていた自転車で運びました。
すると重そうな手提げには梱包されたお菓子がビッシリと入っていて、
「本当に助かりました。これを貰って下さい」と
高そうなお菓子を差し出されました。
「いや、とんでもない」と断りましたが、
グイグイっと押し付けられて受け取ることに。
その晩にスナックへ飲みに行ったときに持参して、
昼の出来事を話しながら開封。
「自分が最初に食べます」と言いながら食べ、
キャストさんに振舞いました。
どうも高い有名なお菓子のお店だったようで、
キャストさんがキャッキャ言いながら食べていました。
頂き物をされやすい家系? または、物をあげたくなる顔?
自分の場合は良いことをしたので・・って、
父よりも一番ヤバイ受取り方だったと、今、気付く。