概念どころか・・・
とあるグループに入っていて、チャットで会話をします。
掲示板に書き込みをしたり、書き込まれている内容に返信をしたり。
その中で美味しいお菓子の話題が出ました。
子供の頃は食べる機会が多かったけど、大人になって頂くと「あ、これは・・・」となるお菓子。
それは、金平糖。
大人になって食べると単なる砂糖の塊にしか思えず、ひとつぶ、ふたつぶで手が止まります。
季節の贈り物や手土産で、かりんとうやおかきと一緒に小さい袋ながら入っていると、失礼ながら常に一番最後に残りがち。
そんな「金平糖の概念が変わる!」とのおすすめ店舗の書き込みがあって、金平糖の概念「ただ、ただ甘い。」が変わることがあるのかな?と思っていました。
店舗はどこにあるのかな?と検索してみると、本店は京都、東京では銀座や一部のデパートに出店していることがわかりました。
京都へ行く用事も、銀座近辺にも用事がないなぁと思っていたところ、チケットを取った舞台が銀座!
これは行ってみようと、ちょっと早めに銀座へ向かって店舗を探しました。
これがまた「やんごとない方々向け」の門構え。
かなりラフな格好だったので怖気づきつつも、前日までにいろいろとイヤなことがあったので、ここで店に入らないと更に負けた気がする・・・と大袈裟に気持ちを奮い立たせて、いざ入店。
門構え通りの上品さ「ここは銀座のお店ですよ」と無言のささやきが聞こえる雰囲気。
事前にホームページで見ていて、食べてみたいと思った味が無かったので、女将のような着物の店員さんはついつい避けて、制服の若い女性店員さんに商品のことを聞いてみることに。
驚いたことに旬の果物で作るため、季節によっては置いていない味があると発覚。
その日店内で一番高い金平糖は50グラム位で、9,000円!!
ホームページで見ていた欲しい味のものは、45グラムで1,000円!!
しかし、ここ数日のクサクサした気持ちを発散するには、思い切った買い物で「買ってやった!」と気持ちを高揚させることがベストなのでは?と、急激に突き上げる衝動の波に乗って、4種類も大人買いしました。
食品に伴う軽減税率のおかげで消費税8%にしても「しめて、4,320円!!」
金平糖に「4,320円」。
大人ですよ、実に大人。
ここまでだと概念は何も変わっていなくて、クサクサを解消をしただけ。
帰宅して「本当に概念を変えてくれるのでしょうね?」と、ひと袋を開封すると「噛んでお食べ頂くとより風味をお楽しみ頂けます」とあります。
左右の奥歯で噛みしめて、クチ全体で風味を楽しませて頂きましょう、と、ひと粒5ミリくらいなイチゴ味の2粒を手に取りクチにポイっと。
これがまた、噛んでもいないのにフワ~っと「これはホームラン!!」な香り。
香料じゃない自然なイチゴの香り。
そして奥歯でカリっと噛んで広がるイチゴの香りとイチゴの甘さ。
「やだ!!砂糖じゃない!!」
概念が変わるというより、ナイス、買って正解、値段超え!!
食べ終わっても、お菓子なら普通は残るベタついた甘さも無し。
「大人の金平糖」ここにありました。
あ、もちろんお子様も喜ぶこと請け合い!
銀座や京都へ行ったら「緑寿庵清水」さんへ行きましょう。
買わなくても、プチやんごとなき仲間。