わしゃあ、買うんじゃあ!
昨晩は、リュックが欲しい父による時代の最先端な口車に乗せられて、自分のリュックをかっぱらいされそうだったので、阻止すべくデパートへ代わりに買いに行きました。
父と母は買いに行く気配が微塵も無く、「助かるわぁ」とか「TSNはセンスが良いから(センスって言葉を知っていて驚き)」と、歯が浮き過ぎてカツンカツン落ちそうな誉め言葉を並べていました。
きょうは助っ人バイトなので、大きい駅を使うためにちょうどデパートへ寄れました。
デパート店内巡りなんて、ハイエナ行動(デパ地下の夜の半額シール狙い)以外は久しぶり。
ハイエナ行動だって半年以上前だったかも。
ハイソって言われる場所とか品物が苦手で、あまり近づきません。
基本、地下か最上階(レストラン)か屋上(楽しい乗り物コーナーなど)しか足が向きません。
今回は買うものは決まっているので、向かうはスポーツコーナーのみ。
途中のブランドエリアはマネキンでさえ上から目線に感じて心中穏やかではありません(逆切れ)。
着いたスポーツコーナーはいきなり全く縁の無いゴルフ。
ひとつの広いエリアがブランド別に全部、ゴルフ。
そんなに世間の皆さまは「パコンッ」「パッカーン」と乱打しているんでしょうか。
「わしゃあ打たんよ」
勝手にプリプリしながら突っ切りますが、安心して下さい、誰も話し掛けてきません。
あんなに洋服売り場なら、ちょっと視線を投げただけで、子犬の如くまとわりついてくるのに・・・
ちょっと寂しい気持ちが無くも無い。
ズンズン歩くと期待のアウトドアスポーツコーナーへ到着。
シャレオツなブランドから、がっちりのアウトドアブランドまでめくるめく品々が展開中。
自分は最初からノースフェイス一択の気持ちだったので、真っすぐにノースフェイスコーナーへ。
様々な容量、機能、デザイン、素材のそれぞれを重視したものが色々ありますが、なにぶん使うのは自分では無く80近い父親。
確か希望は「背負えるもの」
清々しい一択。
二宮金次郎じゃないんですよ。
ただ背負えれば良いのはマズイ。
確実に汚れるので、汚れが目立たない(仕事場が汚いから)。
機能が充実し過ぎてはいけない(わからなくなるから)。
リュック全体の表面に突起物が多くてはいけない(引っかけるから)。
関白宣言の気持ちで「いけない」が連発となります。
辿り着くのは幼稚園とか保育園の子たちのリュックがベスト。
しかし、80近くの父が背負っていると、あらゆる意味でリスキー。
色々ある中から、上記の「いけない」を概ねクリアしていそうなリュックを2点絞りました。
この時点で、店内滞在時間は30分くらい。
買う気マンマンでムンムンのはずですが、三人いる店員さんの誰も寄って来ません。
恐らく「秋葉原練り歩き度数:80%」の見た目な自分は冷やかしと思われている様子(被害妄想)。
わしゃあ、買うんじゃあ!!
「すいません、これなんですけど。。」
もちろん腰を低く店員さんに質問しました。
自分が使うのではなく、80近い父が使うと説明したら、凄く丁寧に色々ご案内下さいました。
質問して2分後にご成約。
そして、ここからが大事。
「商品券って使えますか?」と尋ねます。
すると「どういった券でしょう?」と聞かれたので、『デパート共通商品券』を見せました。
「こちらはご利用頂けます」とのことで、レジへ、よっしゃー!!
随分昔から誕生日とかに何故か商品券を頂くことがあって、溜め込んでいたんです。
何といっても「使う時」が無いから。
ボロボロの封筒をヒラっと開けると、懸賞に当たったものも含めてまあまあの枚数。
店員さんが「おっ?」とした顔をしたので、心の中でほくそ笑みました。
だから「買う」って言ったじゃん・・。 心の中で(小心者)。
ババババっと必要枚数をカルトンにパシっと置いて、店員さんが数えて無事ご購入。
気持ちが高ぶっていたので、50円で紙袋も買いました。
さすがに父より先に背負っちゃあマズイですよね。
乗せようとする口車の帝王だけど。
帰宅が遅くなったので、明日実家へ持って行きます。
「センスがよい」と言われるか、楽しみです。
もう、「事後」なので、言わない予感も「120%」
あ!!
結局「あげてるじゃん!!!」
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?