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優しい温もり、肌触り。

自分の部屋にも仕事の事務所にも贅沢なことに床暖房があります。

事務所では床にパソコンを直置きしていたので、床暖房の稼働は出来ずに持ち腐れ。

でも、自分の部屋では夢のぬくぬく生活をしていました。

当たり前ですがタダではありません。

翌月の光熱費の請求書を見て、動悸が激しくなったことが思い出されます。

それ以来、誰かが来ない限り部屋でも床暖房は持ち腐れアイテム。


冬の暖房アイテムの主力はエアコン、そして相棒のサーキュレーター。

24度から29度くらいの間で、底冷えしない程度の温度設定としています。ですが、部屋はまだ良いのです。

事務所の底冷え感がどうにも・・・と思っていました。

ブランケットで足をグルグル巻きにしたり、椅子に座りながら足をふみふみと動かしたり、エアコンの暖かい風を時々浴びに行ったり。

根本的な解決には程遠く、エアコンの温度を上げると頭がポ~っとしてしまうため、仕事の効率を考えると「やや寒い」くらいがちょうど良い環境と思われます。

ただ、足先や指先が寒いことは気持ちが塞ぎます。


そんな数年前からラジオショッピングで気になっていたアイテム。

「あったかエコ湯たんぽ」

節約心肥大で貧乏性の自分には「エコ」の響きは非常に心を揺さぶって来ます。さらにグワングワンにさせるのは、ショッピングの案内をしているラジオパーソナリティさん達の絶賛の嵐。

スポンサーなのでヨイショの度合いは高いことはわかっています。

でも、数年聞き続けていると、パーソナリティさんだけではなくアシスタントさん、さらにその身内の方々がことごとく「あったかエコ湯たんぽ」にフォーリンしていき、購入者続出。

1回の充電でかかる電気代が確か約2.5円、そして布団の中で使用する場合には約8時間温かさが続くとのこと。

ホッカイロは使い捨てだし、小さな枕サイズのものなんてありません。

毎年、心の揺れ具合は大きくなって行きます。


そして、先日。

聴いていたラジオから、またも商品案内が始まりました。

パーソナリティさんに対して案内人が「〇〇さんは、合計6個もお買い求め下さっています~♪」と高らかに宣言すると、間髪入れずにパーソナリティさんが「そうなんです、私は4個買って、親が2個買っていました♪」なんて恥じらいながらも激白。


6個?!!


この湯たんぽは数年前は単品販売でしたが、確か去年か一昨年辺りから「好評により」2個セットへ。そして結構なプライスダウンとなりました。

ということは、パーソナリティさんは身内含めて3セット買ったのです。

他の番組のアシスタントさんは番組ブースに入る時、エコ湯たんぽを飼っているペットのように抱きかかえながら入って来るほど愛用とまで。


6個も買って、至る所に置いて邪魔にならずに重宝している・・・

手は勝手にパソコンでショッピングページを探します。

頭はノーマルカバーか可愛いアニマル柄かを思案。

アニマル柄は1000円アップかぁ・・・

脊髄反射レベルで「ノーマル柄2個入り」をポチリ。

それが先週。


いつ来るか、いつ来るか。

ジリジリ待っての昨日。

助っ人バイトのため、当社比1.5倍速で仕事をしていた時に「ピンポーン」。

こんな時に誰じゃ!!

若干イラっとしながらドアを開けると、だいぶ前によく来てくれていた配達のおにーさんがニコニコ顔で荷物をくれました。

「覚えて下さってます? ○○です!!」

「ああ、お久しぶりです! 髪が伸びましたねぇ」

言ってしまった後に「タモリさんか?」と自分へツッコミを入れつつ、数分立ち話をして、おにーさんは去って行きました。

今日でしたか・・

約1時間後には助っ人で外出となり、直帰。

生殺し度MAX。


待望の本日。

仕事そっちのけで説明書を読みながら、まずは充電。

満タンになるまで、片手間のように仕事をします。

チラチラ充電ランプを見ているので、仕事の進みは恐ろしいほど遅め。

15分後くらいにランプが消灯していたので、いそいそと湯たんぽへ歩み寄り触れてみると、ふんわりとした温もり。

椅子に座ってプニプニした湯たんぽをそっと太ももに乗せて見ます。

じんわりと温かさが伝わって染み入ります。

目をつむれば、ネコがヒザに座っているかのよう・・・

「んふ~~~」

細い息を吐き出して、素晴らしさを実感。

ヒザ先に移動させたり、太ももの下に敷いてみたり、腰や背中に当ててみたり。腰痛や背中のコリを包むように温めてくれる優しい貴方(擬人化)。

6個購入した気持ちに同化しました。

1個は親にあげようかなと思っていましたが、自分の部屋用と事務所用とすることがほぼ決定しました。

プニプニが身体にフィットしてくるし、カバーがふんわりしていて肌触り最高。


今宵は、貴方に抱かれて眠ります。



・・・気になる方へ。

昭和時代は大正琴でお馴染みのあのショップを検索してみてください。

商品ラインナップがこれまたなかなかです。

マキタの掃除機が欲しくなりました。





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