結びと祈り
伝統工芸を現代に紬ぐ水引アクセサリー作家の
tsumugibito 〜紬人〜 です。
家族や友人が必死に何かに取り組んでいる時、あなたは何を想いますか?
うまく形になったらいいな〜♡
本人が思っている成功に少しでも近づけたらイイなー♡
気が張っているからホッとしてもらえるお手伝い、なにかあるかな〜?
など色々考えますよね?
私は、相手を想って考える事、全てが祈り(愛)だと思っています。
今日はその祈りと結びの関係を見ていきたいと思います。
水引の起源 - 古代の神々と「ムスビ」の力
「ムスビ」とは、「産霊(むすび)」とも書かれ、古くから「結び」という行いには、神々をも生み出す力が宿ると信じられてきました。
この結びの力が、私たちの生活にどれほど深く根付いているかを、改めて感じることができるでしょう。
人と人を繋ぐ「ムスビ」 - 言葉に込められた意味
「ムスビ」という言葉は、私たちの身近なところにも息づいています。
例えば、「息子(ムスコ)」や「娘(ムスメ)」という言葉。
この言葉の中にも「ムスビ」が隠されています。
息子は「ムスバレて生まれた子」、娘は「ムスバレて生まれた姫(メ)」、すなわち人と人が結ばれて生まれた命(愛)なのです。
このように、「結び」はただ物を繋げるだけではなく、心と心を結びつけ、想い(愛)を形にする力を持っています。
昔の人々は、結びを通じて想いを込め、その想いもしっかりと、その場所や物に留めておくことができると信じていました。
現代に生きる私たちも、この「ムスビ」の力を大切にしながら日々を過ごしていきたいものです。
水引に込められた祈り - 「ムスビ」の象徴
水引は、まさにこの「ムスビ」の力を象徴するものです。
祝儀袋や贈答品に用いられる水引は、結び目に人々の願いや祈りを込め、良い縁や幸運を結びつけるものとされています。
この伝統的な結び方は、時を超えても変わることなく、人々の大切な想いをつなぎとめています。
私たちは、ただの飾りとして水引を使うのではなく、その結びに込められた祈り(愛や想い)を感じながらつくっっています。
私自身も、想いを込めて結んだものには、特別な力、すなわち魂(愛)が宿ると信じています。
水引の一つ一つの結びには、心を込めた祈りが込められており、その祈りが永遠に続くようにと願いながら制作しています。
水引が持つお守りの力 - 心の支えとして
水引が持つ「ムスビ」の力は、単なる飾りではなく、人々の心を結びつける大切な役割を果たしています。
古代から続くこの結びの力は、今もなお私たちの生活の中で息づいています。
私の作品が、皆さんの大切な想いを結び、日々の生活の中で心の支えとなるお守りのような存在になることを、心から願っています。
水引の結び目には、過去から未来へと続く、人々の祈りや希望が込められているのです。
あなたの大切な瞬間に、そっと寄り添い、力を与える存在となるように、水引を通じて「ムスビ」の力をお届けしたいと考えています。
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