#25 「ああ言えばよかった」ー会話の後にいつもする後悔の話
コミュニケーションには、音声によるものと、文字によるものの2種類がある。
その音声でのコミュニケーションで、ぼくはよく終わったあとに、「あそこはああ言えばよかった」「ここはこう言った方が、ぼくの気持ちを伝えられた」など、後悔することが多い。
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音声でのコミュニケーションと言うと少し広いので、対面での会話、としよう。
実際に相手を目の前にして会話するときは、即時的な対応が求められる。
相手からのボールを受け取り、理解し、それに対する自分の意見を構成して、表現し、相手に投げ返す。そんなプロセスを、多くの場合には数秒でやっている。
それって結構すごいことだと思う。
ただもちろん、そんなにすぐには相手の言葉を理解しきれなかったり、自分の意見を形作れないことも多い。誰にでも心当たりはあるだろう。
特に自分の意見をうまく表現できないとき、ぼくは相手に対して一旦迎合する、みたいなコミュニケーションを取ってしまう。
「あー、なるほどね、たしかに」「そっか、そういうところもあるか」
なんとなくわかったような、同意しているような、でもなんとなく歯切れが悪い返答をするときは、だいたいうまく自分の意見を表現できていないとき。
そういう返答の後で決まって、「あそこはああ言えばよかった」「こう言いたかった」という後悔をしてしまうのだ。
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もっとその場で、自分の信念に基づいた意見を伝え返せるようになりたい、と思う。
1つ救いだなと思うのは、少なくとも「のちに後悔している」こと。
それは、少しずつだけど、自分の中でスタンスやポジション、価値観が明確になってきて、「こう伝えたい」がはっきりしてきている証拠でもある。
これからは、その解像度を上げること、そしてその場で伝え返せるようになること。
引き続き。
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毎日noteでも、少しずつ自分の軸は明確になっている、かも。