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【おすすめの書】キリスト教は邪教です!の重要ポイント⑩

ニーチェは130年も前に私たちに
キリスト教のヤバさを伝えてくれていました。
私たちはニーチェが警鐘を鳴らしてくれていることに
全くと言っていいほど気付くことができず、
支配者や走狗などに騙され続けてきました。

キリスト教は一神教で最終的に戦争に辿り着いてしまう
危険極まりない害悪な宗教です。
この本はある程度、キリスト教のヤバさを知っていただくために
読んでいただきたい一冊です。

この本の中から重要だと思ったポイントを
紹介させていただきたいと思います。

キリスト教が破壊したローマ帝国

人がウソをつくときって、どんなときでしょうか。
やはり、そのウソによって何かを守るときか、
あるいは破壊するときでしょう。
これらは相反するものですね。

しかし、キリスト教は無政府主義者と同じなので、
破壊のみを目指すのです。

歴史を振りかえれば明らかです。
まさに歴史が証明しています。

先ほども言いましたが、宗教的な法の目的は、
人生をよりよくするためのいろいろな条件や、
社会の偉大な組織を「永遠化」させることです。

偉大な組織では、人生が豊かになるからこそ、
キリスト教はそれに対して攻撃を仕掛けるのです。

『マヌ法典』では、長い年月をかけて手に入れた収穫は、
より利益を高めるために上手に運用し、より大きく豊かに、
完全に持ち帰るべきものとされています。

反対に、キリスト教はローマ人の
巨大な業績を一夜のうちにぶち壊しました。

キリスト教は世界を破壊しつくしてしまった。

キリスト教と無政府主義者は、両者デカダンスです。
解体したり、害毒を与えたり、歪曲したり、
血を吸う以外には何の能力もありません。
立っているもの、持続するもの、未来を約束するもの、
すべてに対する恨みと呪いの固まりなのです。

キリスト教徒はローマ帝国の血を吸いつくしました。

ローマの歴史は素晴らしいものでした。
本当はローマ帝国はさらに大きくなるはずだった。
ローマ帝国という驚くべき大規模な芸術作品は、
まだ一つの始まりであり、数千年もの時間がたって
真価を発揮するようなビッグプロジェクトだったのです。

これほどの大事業は、歴史上で、
かつて一度も行われたことがありませんでした。

ローマ帝国は偉大でした。
たとえ、ろくでもない人間が皇帝になったとしても、
土台が揺らぐことはありませんでした。
誰が皇帝になろうと、そんなものは偶然にすぎず、
ほとんど関係ないのです。

実はこれがすべての偉大な建築物の条件なんですね。

しかし、そんな偉大なローマ帝国でさえ、
腐り果てたキリスト教徒を防ぐことはできませんでした。

ウジ虫たちは、暗闇や霧にまぎれてコソコソと人々に忍び寄り、
「真なるもの」に対する真剣さ、
現実の世界で生きていくための本能を、
人々から吸い取っていきました。
そして一歩一歩、ローマ帝国という
巨大な建築物から「魂」を奪っていったのです。

ローマ帝国の人々は、自分の国に対して、自分の意見を持ち、
真剣さと誇りを持っていました。
ところが、その男性的で高貴な本性が奪われてしまったのです。

偽善者たちの陰謀が、ローマを支配して主になってしまった。

「地獄」「罪なき者の犠牲」「血を飲むことでの神秘的合体」
といった気持ちの悪いヨタ話が、
下層民の恨みつらみによって広まっていきました。

かつて、古代ギリシアの哲学者エピクロスは、
「負い目」「罰」「不死」といった考え方によって
魂が汚されることを批判しました。

それについて、ローマの哲学詩人であるルクレティウスが
『ものの本質について』という本を書いているので、
一読してみるのもいいでしょう。

エピクロスは勝利をおさめるかに思われましたし、
ローマ帝国のあらゆる尊敬すべき人たちは、
皆エピクロスのような考えを持っていました。

ところが、そこにパウロが現れたのです。

ローマに敵対し、「世界」に敵対する下層民、
恨みつらみの天才、ユダヤ人の中のユダヤ人、
選りぬきの永遠のユダヤ人であるパウロが登場したのです。

パウロはこう考えました。

ユダヤ教から離れたキリスト者の小さな宗派運動を利用して、
世界を焼き払ってしまおうと。
「十字架にかけられた神」というお話を使って、
人々をダマしてやろうと。
ローマの中で、ねじ伏せられている下層民、
反乱を起こしたがっている連中、
陰謀を持っている無政府主義者など、
すべてのものの巨大な力を利用してやろうと。

「救いはユダヤ人から来る」(ヨハネ伝四の二二)とは、よく言ったものです。

パウロはあらゆる種類の地下的な例肺を利用したのです。

頭がいいというか、ずる賢いというか。

パウロはそういった概念によって、真理を攻撃し、
「救い主」をでっちあげて、自分に都合のいいことを語らせたのです。

パウロは気づいてしまったのです。

「この世」を無価値にするためには、「不死の信仰」が必要であることを。

そして「地獄」という概念を使えば、ローマを支配することができることを。

「あの世」を使って人々をおどせば、この世界をつぶすことができることを。

キリスト教は邪教です!(講談社+α新書)

パウロのせいで古代ギリシアからローマ帝国を通じて流行した
ストア派の思想が葬られる方向へと進んだというわけですね。

ここからキリスト教はどんどん傲慢になっていき、
トルデシリャス条約というものを生み出し、
大航海時代の大虐殺へと繋がりましたね。

※キリスト教は自己受容・他者受容から大きく乖離していて、
カニバリズム(人肉嗜食)に繋がってしまう邪教です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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