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【おすすめの書】なぜ、自己啓発本を読んでも成功しないのか?の重要ポイント⑭

苫米地英人さんは自己啓発の分野では
最も有名で第一人者と呼べる方だと思います。
その苫米地英人さんの本の出版に携わり、
多くのベストセラー本を産み出した
元フォレスト出版の編集者だった
長倉顕太さんが書かれた本がこちらです。

この本の中から重要だと思ったポイントを
紹介させていただきたいと思います。

ゼロになったはみ出し体験

これからしばらく私の個人的な体験を書いていきたいと思う。
私自身、読者に向けていろいろなことを伝えているが、
10~20代前半までは、なんとなくみんなと同じように
他人の価値観に影響をされながら生きてきた人間である。

10歳から洋楽を聴きまくっていた以外は、
部活動をするわけでもなく、アルバイトをするわけでもない。
ただ、ヤンキーの生徒が多かった中学時代、
ヤンキーが多かったからヤンキーにはならなかったし、
みんなが煙草を吸っているから吸わなかった。
なんとなく、自分が普通であることに
コンプレックスを抱いていた学生時代だったのだ。

一浪して入った大学でも何をするわけでもなく、
なんとなく過ごしてきただけ。
もちろん、4年生になっても就職活動すら
まともにやる気がないから、当然、内定なんてもらえなかった。

そんな無気力な大学生だったが、なぜか
「カジノのプロになるためにアメリカに行きたい」
と漠然と考えていた。
高校時代の愛読書は阿佐田哲也の『麻雀放浪記』だったし、
学校をさぼっては麻雀、競馬、パチンコに
明け暮れていた毎日だったので、
おのずとギャンブルへの憧れはあったのかもしれない。

とりあえずお金を貯めようと、卒業間近の4年の冬には、
新宿の歌舞伎町で働き口を見つけていた。
職場は予想以上に過酷だった。
私の勤務は夜10時から朝10時まで、ずっと立ちっぱなし。
ミスをすればケリは当たり前。
覚えが悪ければ、ふたたびケリも当たり前。

今まで生温い生活をしてきた私にとっては強烈な体験だった。

実際、毎日2~3人が採用されるものの、
残るのは1か月間で1人ほどの割合。
先輩従業員の仕事のひとつが新人をいじめることだから仕方ない。

大学も卒業して数ヶ月後のある日、
当時住んでいた高田馬場駅周辺での真っ昼間のことだ。
忘れもしない5月2日、夜勤も明けて歩いているとき、
突然、涙が止まらなくなった。
自分でも急な出来事にびっくりして立ちすくんだ。

悔しかった。なんで馬鹿にされながらこんな仕事をやっているのか。
路上で涙が止まらなかったのだ。
悔しさだけが込み上げてくる。

そのとき、私の中で何か火種が
パチッと音を立てて点いたのがわかった。

こうなったら徹底的にやってやろう。
やめるときに「辞めないでくれ」
と言われるくらいに、やってやろう。
今思うと、このときにあらゆる理不尽を受け入れること、
悔しさから這い上がることなどを学んだと思う。

歌舞伎町での体験が私をかなりタフにさせた。
それから半年以上、その店で働いた。

結局、歌舞伎町時代に約500万円を貯めた。
世間からはみ出し続けた貴重な体験を終えて、
そのままアメリカへと向かったのだ。

なぜ、自己啓発本を読んでも成功しないのか?(光文社知恵の森文庫)

この本の著者の長倉さんは自分自身のことを
”はみ出し者”と言っていますが、
やはり成功した人はそのような人が多いと思います。

私も長倉さんほどではありませんが、
はみ出し者の部類かもしれません。
大学は1年も行かず、契約社員やりながら
出会い系アフィリサイト運営に没頭し、
2ヶ月に1回くらい海外に行けるよう休みを調整してもらったり
派遣先が変わるタイミングで1ヶ月くらい休ませてもらって
海外へ行ったりして、契約社員をやめてからは
出会い系アフィリサイト運営と投機に没頭し、
海外ではカジノに入り浸ることもあって、
いつしかオンラインカジノのアフィリにも手を出すようになって・・・
みたいな生活を送ってました。
(だからこそ身に付いたPCのスキルもあります)

当時は他人に言えるようなお金の稼ぎ方ではなかったので、
他人の目を気にしながら「個人でウェブデザイナーやってます」
みたいな言い方で誤魔化したりしていました。
でも振り返ってみて、やっていてよかったと思います。
「欲望を刺激すれば金が湧いて出て来る」
ということに気が付いたので。

そして、世の中も同じように見えてきました。
「欲望、コンプレックス、悩みなどを
刺激することで商売が上手くいくようになるのだと」
占い・スピリチュアル・ヒーリングなんかも同じですね。

現在、世界は時代の転換点を迎えています。
これからは過去の失敗を活かすことが出来る人が
特に人の心に関する分野では成功できるようになると思います。
”心理学”は手を出してはいけない分野になってしまいましたし。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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