【読書記録】元彼の遺言状
■基本情報
タイトル:元彼の遺言状
著者:新川帆立
刊行:2021年1月
出版社:宝島社
カテゴリー:ミステリー
■読んだ月:2021年8月
■物語要約
・敏腕女弁護士 剣持麗子が「自分を殺した人に財産を譲る。期間は3ヶ月とする」という謎の遺言状を残した元カレの死について、金のために犯人を仕立て上げるために立ち向かっていき、犯人捜しを行う。
■読み始めたきっかけ「このミステリーがすごい!大賞」
・2021年第19回「このミステリーがすごい!大賞」大賞作ということで、手に取ったことがきっかけでした。とりあえず何とか大賞になっている作品は、大体面白いという説。ありますよね!
■感想「ワンシーン、ワンシーンは面白かった。でも…」
・正直、腹に落ちなかった。私が理解不足があると思うのだが、遺言を残した理由が新薬を認可が下りるまでの期間を稼ぐことだっという理由が良く分からなかった。ある程度、金も地位もある人間なら他の方法で期間を稼ぐことが出来たのではないかな…
・言葉のやり取りは、面白かった。社長達との面談や上司を煽るシーンなど、リアルな緊迫感と剣持麗子がズタズタ切り込んでいくスピード感がありました。
・周辺の話にはなるが、今彼との恋愛観や朝陽との女の絆、兄弟関係について、もう少しフォーカスして、剣持麗子の人間性の変化を知りたかった。
・カッコよくて憧れる女性像だけど、怖すぎてビビッてしまいそう。令和の女性は怖い。笑