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場が動く力を信じる (#58)

先日、とあるワークショップのお手伝いをして感じたことを綴りたいと思います。
力んでいた自分が、力みを手放した結果、起きたこととは。


良き働きをせねば、役割を果たさねば

ワークショップが始まる前、僕はとても力んでいました。
そのワークショップの内容にもスタッフ陣にも思い入れが強く、お手伝いできることを、とても誇らしく感じていました。

否が応でも、気合いが入ります。
「時間管理お手伝いできるかな」
「参加者をどうやったらケアできるかな」
「ここは、こうやって動いた方がいいかな」
「良い働きをせねば、役割を果たさねば」

そうやって過ごした1日目は、あっという間に過ぎていきました。
そして、その日の夜、ものすごく疲れていることに気づいたのです。

自分の気持ちに、違和感があることも感じました。
充実感というより疲労感・・・
今にして思えば、1日目にともにしていたのは、気合いというよりも気負いだったのかもしれません。


何かを手放したほうが、いいんじゃないか?

疲労感のおかげで、がっつり寝て迎えた翌朝。
「このままの自分でいたら、最終日に笑っていられるだろうか?」
そう思うと、何かを手放したいと思えてきました。

それは、なんだろう・・・?
そうだ、力みを手放そう。
スタッフとして良く振る舞うことを、手放してみよう。(ダメだったらまた戻ればいいし)


場は、動かさずとも動く。必要ならば。

そうしてみると、不思議なことが起きてきました。
力みを手放したことで、一歩引いて俯瞰的に、その場を捉えられるようになったのです。

「動かさずとも、場が動いている。」
そんなことを感じました。

もしかしたらの仮説ですが、
必要だからこそ、場が動くのかもしれません。
さらに言えば、必要ないことは起こらないのかもしれません。

メタファーの力を借りてみると、
泳ぐ時、水に浮こうと力めば力むほど、浮けなくなるような感覚に近いです。
人間はもともと、水に浮けるようにできているのに。

力むこと自体は、良い悪いではないと思います。
力んでいる裏側には、きっと何か大事にしたい気持ちがあるはずだから。

大事なことは、力んでいることに自覚的になることではないかと思います。
自覚してみて必要だったら、ちょっとだけゆるめてみる。
そうすることで、場の動きの見え方が変わってくるかもしれません。


2024年が始まり少し経った今、
力んでいることがあるとしたら、それはなんでしょうか。


読んでくださってありがとうございました。
今日も佳い日で。


* * *

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