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2023年、「有言実行」を勘違いしていたかも? (#57)

2023年を閉じゆくにあたり、振り返ってみます。
仕事のこと。家族のこと。いろいろあった中、いま感じているのは「有言実行」という言葉に対する新たな仮説。
来年に向けてそんなことを綴りつつ、読んでくださる方の「有言」に響きますように・・

2023年のDoing

2月、開業届を出しました。
会社員として勤務先に許可をもらい、複業としてお金をいただいてコーチングを提供するために。
屋号 Rising Sun Coaching に自分の願いを込め、まさに自分の旗を揚げました。

4月、長男が小学校に入学しました。
家族全体の生活リズムが大きく変わり、ドタバタ&てんやわんやの渦の中で、なんだかんだで家族全体で乗り切ってきた感がある。
そして、「地域の子どもたちのために何かしたい」の想いを形にするべく、地域の学校支援組織にも関わるようになりました。
たまに、昼休み時間に図書室で「絵本の読み聞かせ」をしています。

夏。とにかく暑かった。
北海道大学の社会人講座を受け、2ヶ月間、気候変動についての学びを深めることができました。

8月、コーチとしての幅を広げるべく、CTIジャパンの上級コースを受講開始。
まるで大学に入り直したような、ものすごい密度の濃さで、プロとしてコーチングというものに向き合っています。

多くの人に、出会いました。
学びの仲間、マイコーチ、僕のコーチングを受けてくれるクライアント、志を共有できる仲間、小学校つながりのご近所さん。
リアリティ溢れる熱量の交換が、嬉しかったです。

そして、多くの見方を得ました。
自然エネルギーを基点として、コンポスト、食、農業、教育、格差、気候変動、生命、デジタル・・・
この年末年始は分子生物学者・福岡伸一さんの本にハマりそうです。


よく言われる「有言実行の人だね」への違和感

いろいろと響くことに素直に行動してきた今年、僕が、よくいただいた言葉があります。

「立てた目標を実現させて、有言実行の人だね」

すごくありがたい認知として受け取りつつ、一方で、この有言実行という言葉にずっと違和感を持っていたことにも気づいています。

それは、「有言」を達成できたのかできなかったのか、合格か不合格かを評価しているような感覚でした。
達成できなかったら、せっかくの「有言」が水の泡になる。
せっかくの「有言」に縛られて、合格点を得るために何としてでも実行せねばならない、のような質感。

まるで何かを成し遂げる手段であったはずの「実行」が、いつの間にか目的にすり替わってしまったかのような感覚もあります。


「有言」つまり言葉に出すことにこそ価値があるのではという仮説

今、「有言実行」という言葉に、自分の仮説ながら新しい解釈を感じています。それは。

言葉に出したからこそ、実行につながる。

思っていることを外に出す (思考の外在化) ことは、勇気がいることです。
ましてや、誰か聴いてくれる人・読んでくれる人を前にするなら、なおのこと。

しかし、言葉に出す直前の自身のストーリーと、言葉に出した直後の自身のストーリーは、不可逆的な変化を経た、まるで違う物語だと思うのです。

僕がたくさんの方にコーチングという形で伴走する中でも、また、逆に僕自身がマイコーチからコーチングを受ける中でも、そう感じることが多いです。
クライアントさんは、勇気を出して「未来への夢」「願い」を言葉として出す。
一言目は「こんなこと言っていいんだろうか」と躊躇や遠慮を纏っていても、二言目からみるみる力を帯びてくる。
やがてコーチングセッションの後に、誇らしげに「あの時言ったこと、やりましたよ!」なんて写真と一緒に送ってきてくれる。
コーチとして心が震える最高の瞬間で、これも言葉を出したからこそではないかと思うのです。

と考えると、もはやこんなふうにも思えてきます。

言葉に出したことそのものが、実行である。

言葉に出すことは、誰かに対する約束というより、自分への約束なのかもしれません。
そしてコーチとして、その場に証人として立ち会えるなら、全力で励ましたい。

2024年へ

来年へ。じゃあ、お前は何を言葉に出すのか?笑

「土」「土壌」のような存在でいたいと思うのです。
僕の大事な人が「本当にやりたい」って思えることをやってほしい、
僕はそのために自分のリソースを全て注ぎ込んでサポートをしたい。
自分という土に、蒔きたい種を蒔いてほしい。
そんなことを体現する1年にしたいな、と思っています。


あなたは、来年に向けてどんな言葉を出してみますか?


読んでくださってありがとうございました。
今日も佳い日で。


* * *

◆私のコーチングを、受けてみませんか?◆
プロコーチとして活動しております。
コーチングとは、話したいテーマを切り口に、一歩でも半歩でも踏み出そうとされている方とコーチとの1対1の継続的な対話を通じて、コーチが伴走し応援していく関わりです。
テーマは、キャリア・進路・家族のことでも、「よくわかんないけど何かモヤついている」でも、なんでもOK。
コーチとの対話を通じて言葉にしていくことで、ご自身の本当の想いの解像度が上がり、行動につながっていく。これがコーチングの力です。
1クール6回、月1-2回・1時間/1回を目安にご提供しています。体験セッション (1時間) も承ります。
zoom を使ったオンライン形式をメインにしております。
セッション時間帯は、ライフスタイルにあう時間をぜひお聞かせください。
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