
【3期目突入】Embedded Blueが1年を走り抜けて。
節目を迎えるに振り返る。ということで。
株式会社Embedded Blueの代表をしています片岡といいます。

3月末で2期目を終えて3期目に突入しました。
そして、設立が4/22なので3歳です。
日々、周囲にいてくださる皆様ありがとうございます。
改めて感謝を。

プロジェクトデザイン&クリエイティブスタジオ
文化的な豊かさを持続可能性と共に創り続けることを掲げて事業開発しながらに様々な制作をさせていただきました。
周囲の方々に改めて感謝をしつつ、
2022年度のダイジェストをまとめてみようと思います。
Embedded Blueのお仕事
早いものでアート事業をスタートして1年。
アーティストサポート事業と称して歩みを始めた最初の取り組みは現在、ART AGENT事業と名前を変えて、その中でもマネジメントオフィスと、そこで構築したサポート体制をモジュール的に切り出し提供するアーティストサポートと整理をすることができました。

Artists & Project team
具体的には、
「一緒に世界をみる」そんな志のもと、思考と挑戦の日々を共に過ごしている2名の作家、KAZUSA MATSUYAMA・Ryosuke Misawa のエージェント的な動きをするマネジメントオフィスを運営しています。
そして、彼らへのサポート体制構築の中でモジュール的に汎用的活用ができるソリューションを「アート業界に還元すること」をポリシーとしてスポット的にアーティストサポートとして提供しています。
事業全体の構造の中では、

そのほかに、Art projectを企画実行するAPM事業と、
制作に関する「入り口の制作費と出口のマネタイズ」という切っても切り離せないお金の問題と正面から向き合い、構造的解決策を紡ぎ出すためのArt financeを事業開発しています。
APMって?
なんのことかさっぱりな方も多いかと思いますが、前職のアプリ開発時代のPdM(Product Manager)からArt Project Management へこっそり転身しました。
一昨年より開講しているアートプロジェクトマネジメント講座は大変学び多い時間でした。

Embedded Blueではプロジェクトデザイン(内容自体はもちろん、ステークホルダー・社会とプロジェクトの関係性としての理想を模索しています)
プロジェクトの良し悪しや在り方について、アウトカムが金銭であるものは経済性という指標で測りやすい。しかし、アートプロジェクトにおいてはそうはいきません。そもそも行政主導などではない、財源確保ができていない民間のプロジェクトなどについては制作費用の捻出の時点で色々と成り立たないことが多いです。
この構造的な話に腐心し続けると心に決めた道でもあるので、プロジェクトデザインという観点で、プロジェクトの目的達成のための構築と再現性と持続可能性をもった在り方を探しながらも一つ一つのプロジェクトを実現していきます。
2023年度のAPM事業
・街×アート
アーティスト五十嵐岳さんと共に店舗外装へのペインティグ、パッケージコラボ、ライブペインティング&パフォーマンスLIVEの企画開催
・写真展企画制作
一般社団法人Art Of Dealが主催する写真家 緒方秀美の写真展開催を企画制作




・パブリックアートプロジェクト「SHIBUYA IN PROGRESS」制作
渋谷区と民間企業の産官連携でスタートアップをサポートするコンソーシアム“Shibuya Startup Deck”のピッチコンテストにて単独1位採択いただき、渋谷駅周辺に気鋭の作家3名と共に制作をさせていただきました。
アートと人・街・社会との距離を近づける上で、パブリックな場所での展開は自分たち、そして作家のキャリアにおいても重要なことであると考えました。
私たちが持ち出したコンセプトは、
「再開発中の渋谷の工事現場」は、本来は日の目をみることのない、苦悩や困難をも孕む時間。そこに光をあてて、前を向く創造的な活動と捉えることで、関わる全ての人にワクワクする未来を感じて欲しい。
- 未来のはじまりが、ここにある。
そう、僕らはまだ道の途中です。
本企画は今後も展開していくことを構想しています。



この企画に合わせて制作した映像。これもまた創り上げた作品。
制作は本企画の全ての撮影を担当したRyota Hashimoto がバチバチにかっこいいイメージを創ってくれました。
多くの才能とクリエイティビティが集結した企画でした。
彼をはじめ、共に制作してくれたクリエーター陣とは、企業とクリエーターの「持続可能性と共に創り続ける」ための最適な体制・プロジェクトデザインを模索しています。
本年度さらに加速する各方面の取り組みを楽しみにしていてください。
・作品展開催サポート
現代アーティスト 高屋永遠さんが主催するWHYNOT TOKYO.さんとともに作品展の開催をサポートさせていただきました。
作品を鑑賞すること、購入すること、
それ以外にも、ほかにもアートと人・社会の関わり方は今少しづつですが、
広がりと可能性をみせていると思っています。
作家と鑑賞者の間に立つことで朧げながら見えてきたものがたくさんあります。引き続き、現場に立ち続けることと、彼ら彼女と一緒の目線で時間を過ごすことはこれから先も変えずに取り組んでいきます。
2023年度のEmbedded Blue
すでにだいぶボリュームがある記事になってしまいました。
(これからはこまめに振り返らないといけないなと思いました。)
前年度も人と機会に恵まれて、形に残しながら前進することができました。しかしながらまだまだ実現したい世界には程遠いなか、試行錯誤を繰り返しています。ありがたいことに更なるご縁や、お声がけもいただくようになってきました。
Embedded Blueは、
「文化芸術に向かう新しいお金の流れを社会に実装する」目的をもつインフラレイヤーの目線でありながら、自分たちも"事業会社の体を成すアーティスト"として、矢面に立つプレーヤーでもあります。
本年度は、アートプロジェクト企画制作にとどまらず、ソリューションの開発をしています。2023年度は秋口に向けて事業開発の山場が控えています。
まだ、公開できないことが多いのがもどかしいですが、粛々と準備をしています。


創業当時に思い描いていた山の登り方に、偶然性と持ち前の運の強さと参画メンバーの個性が付加されて新たな展開を迎えている領域もあるので、楽しみにしていていただければと思います。
リアルで、質量がある、目の前のあなたに届けられるような、そんな機会も引き続き創っていく予定です。
最後に
振り返るには1年は長すぎました。
当然、少しずつ見える景色も変わってきました。
ただ、ここの延長線上にないものを見ることにワクワクする自分自身とメンバーが集まる組織です。「事業会社の体を成すアーティスト」としてあらゆる仕事において価値を創っていくことで、更なる展開へ邁進していきます。
日頃、ご高配いただいております皆様には心より感謝いたします。
引き続き、宜しくお願い致します。
↓企画や制作のご相談は随時、受け付けております!↓
【会社概要】
・会社名:株式会社 Embedded Blue / Embedded Blue Inc.
・所在地:東京都品川区小山1-8-11
・代表者:片岡奨
・ホームページ:https://embeddedblue.com
・Facebook:https://www.facebook.com/embeddedblue
・Instagram:https://www.instagram.com/embedded_blue_inc/
【事業内容】
・アート事業
ART AGENT(アーティストマネジメント/作品販売)
ART PROJECT MANAGEMENT(企画制作/開催)
ART FINANCE(資金調達計画/実行)
・クリエイティブ制作事業
クリエイティブ総合監修
ブランディング企画制作・実行
コンテンツ企画制作