SDGs担い手育成講座(2021年度)
近年、TV やメディアで毎日のように目にするようになった SDGs という言葉。 ある調査によると 2020 年の 1 年間で SDGs に関する認知度が大きく向上したと のこと。一方で、内容については「少し知っている」が半数以上、「ほとんど 知らない」「全く知らない」の方は約3割というデータもあり、SDGs について の本質的な学びの機会が求められております。
・SDGs担い手育成講座とは?
サスティナブルな社会づくりに貢献できる人(SDGs 担い手)を育てることを 目的とした全 4 回の講座企画です。数百年前から同じ風景を守り続けてきた白川村 を舞台に、地に足の着いた生活感のある体験を通じ、社会に参画する一歩手前 の学生がサスティナビリティについて学び、本気で考えます。受講後には自分 の言葉で SDGs を語り、実感と自信を持って未来へ歩み始めることでしょう。
<概要>
主 催 トヨタ自動車株式会社・トヨタ白川郷自然學校
後 援 白川村
開催日 第 1 回 2021 年 7 月 30 日(金) ~8 月 1 日(日)
第 2 回 11 月 5日(金) ~11月 7 日(日)
第 3 回 12 月 17 日(金)~12月19 日(日)
第 4 回 2022 年 3 月 11 日(金) ~ 3月13 日(日)
対 象 学生(大学生、専門学生、短大生など)
定 員 各回 20 名
参加費 各回 8,000 円 ※2 泊 6 食
主会場 トヨタ白川郷自然學校、白川村各所
・なぜトヨタか?なぜ白川郷か?なぜ学生か?
では、なぜ白川村で実施するのか?それは、数百年前から同じ風景を守り続け、厳しい自然環境下でコミュニティの持続を体現してきた白川村は、SDGsを学ぶ上で最適な場所だと考えているからです。
今回の主な対象としては社会に参画する一歩手前の学生を考えております。その理由としては、2030年には社会で活躍する立場(社会を担う立場)になっていると期待されるため、また、ビジネスの世界においてはSDGs研修は盛んですが、学生向けは少なく、かつ、必要だからです。
・各回のテーマ
基本style:「レクチャー」+「フィールドワーク」+「対話」+「交流」
プログラム
<第 1 回>「SDGs って?白川郷って?」
・レクチャー :里の暮らしを未来へ活かす
ゲストスピーカー:澁澤寿一 氏
・フィールドワーク:世界遺産集落 景観保全活動
・対話 :サスティナビリティとは?
・交流 :学生間交流
<第 2 回>「白川郷って意外とサスティナブル」
・レクチャー :自分と向き合う・地域と向き合う・事業と向き合う
~人口700人の源流の村、山梨県小菅村の事例を中心に~
ゲストスピーカー:嶋田俊平 氏
(株式会社さとゆめ代表取締役)
・フィールドワーク:古道の整備作業
・対話 :サスティナビリティの大切な要素とは?
・交流 :村民と語る
<第 3 回>「社会と子どもたちの声を聴く」
・レクチャー :最先端技術で描く未来
ゲストスピーカー:
ジェームス・カフナー氏 (Woven Planet Holdingsの代表
取締役CEO兼トヨタ自動車株式会社の取締役・執行役員)
大塚友美氏
(トヨタ自動車株式会社 Chief Sustainability Officer)
・フィールドワーク:白川郷学園訪問
・対話 :伝統文化?最先端技術?でめざす未来とは?
・交流 :未来の担い手の声を聴く
〈第 4 回〉「自分の未来と社会の未来を考える」
・レクチャー :SDGs はなぜ生まれたのか
ゲストスピーカー:森摂 氏
(株式会社オルタナ 代表取締役社長 /「オルタナ」編集長)
・フィールドワーク:スノーシュートレッキング
・対話 :自分自身と対話する
トヨタ白川郷自然學校概要
トヨタ白川郷自然學校は、自然環境に対する思いを深めるきっかけ作りの場として、2005年4月に開校。この自然學校では「共生」という理念を胸に抱きながら、訪れた方々が自然を全身で満喫し、自然の営みや叡智に気づいていただくことに取り組んでいます。そのことがきっと一人ひとりの人生を豊かにするという願いが込められております。