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ハムスター、巣ごもり、そして今・・・

「巣ごもり消費」とはよく言ったものだと、感心していたら、いつのまにか時代は「今のうち消費」

日本でもオミクロン型の感染が急拡大の兆しを見せるなか、日本の年末年始商戦はまだ比較的好調だったようです。そのような消費者動向を「 #今のうち消費 」と呼ぶらしいですが、これまた唸らされる造語です。「そのうち買えなくなるかも」という不安がひと言で表されています。

リベンジ消費が弱気になった感じといったらよいでしょうか。ネットで探しましたが、それに対応する英語や独語の表現は見つかりませんでした。ドイツではそれに対応する消費マインドがないということだと思います。

🧻しかし、ドイツでも「今のうち」の心理が働いたことが確かにありました。2020年のロックダウンで、スーパーからトイレットペーパーが消えたときです。オイルショックのときのようなパニック買いをドイツ語では「ハムスター買い」といいます。ちょこまかと動き回るハムスター🐹が生活必需品を買いあさる姑息な消費者を想起させ、言い得て妙な感じがします。

短くても世相がぎゅっと詰め込まれた流行語の数々。翻訳者として、それをキャッチするアンテナの感度は鈍らせたくないと思います。


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