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神さまが語るアトランティスの歴史#4

©︎Larry the Cat (首相官邸のネズミ捕り長)

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本の紹介

バシャールがおすすめする数少ない本に、シエン・デロハンの『意志の正しい使い方 (Right Use of Will)』があります。この本は「大いなる全て (all that is)」、つまり神さまから直接チャネリングして書かれた本だとバシャールはいいます。本の内容はバシャールや並木良和さんの教えと共鳴するところが多く、まさに「針の目」もしくは「大激動の時期」を抜けてアセンションに向かう私たちにとって、貴重な叡智やインスピレーションがたくさん詰まっています。現時点で日本語の翻訳は出版されていませんが、著者と版権のお話を済ませ、並木良和さんに帯を書いていただくことになっています。ご興味のある出版社の方、ご連絡お待ちしています。

神さまはこの本の中で、私たちはいま地球の歴史上「重要な岐路」に立っていることや、否定を手放すことで分離してしまった「スピリット」と「意志」を統合できることなどについて話しています。さらに、パンゲア、レムリア、アトランティス時代の歴史を神さま視点から明らかにしています。今まで神さまとの対話や、神さまからチャネリングした予言の書などは出版されてきましたが、有史以前の地球のお話を神さまから直接チャネリングした本はとても珍しいです。バシャールは、「本当の地球の歴史」は2023年9月現在で47%しか開示されておらず、オープンコンタクトが始まってからその全貌が徐々に明らにされていくといっています。本当の歴史をいま知りたい方は、ぜひこの本を読んでくださいね。今日はアトランティスの#4です。


今日のテキスト: 「アトランティス」 (#4)

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神さまはアセンションにむけて「スピリット」と「意志」のバランスをとる必要があると教えてくれます。この二つの言葉はとても大切なので先に説明しておきます。

「スピリット」 (Spirit)
肉体や物質に対する、を意味します。これは、理性理念の主体にもなります。
例) 「働かざる者、食うべからず」という理念。

「意志」(Will) 
理性や理念に対する、感覚感情のはたらきを意味し、女性性を表します。
例) 「そうはいってもしんどいよー(涙)」という感情。

「レムリアは意志に傾倒しすぎて海底に沈んでしまったのだ」と思ったアトランティス人は、意志を否定してスピリットを重視します。スピリットの素晴らしさを具現化した「地球で最も高度な文明」のように思われたアトランティスは、果たしてどんな結末を迎えるのでしょうか?

アトランティス人は意志を批判していた上に、意志が果たす役割を誤解していました。それでもアトランティス人は自分たちが意志を批判したり誤解している自覚はなく、「自分たちが正しい」と信じていたので、「意志はアトランティス人の言う通りにするべきだ」と考えていました。アトランティスではアトランティス人が内に秘めていた否定を反映する出来事が起こりました。しかしアトランティス人はそのような現実を受け入れずに言い逃れをして放置しました。またアトランティス人は「現実」という観念についても思い違いをしていたので、「自分たちは立派なことを成し遂げている」と誇りに思いながら、理想化した自分たちのイメージを現実だと勘違いしていました。

アトランティス人はレムリアのことを不愉快に思い、レムリアのことを受け入れるのに抵抗を感じていました。そのためレムリアについて誤解していました。アトランティス人の多くは「意志があまりにも感情的だったせいでレムリアの問題は解決できなかったのだ」と考えていました。「レムリアと同じ過ちを犯さないように、意志の感情をしっかりとコントロールしなければならない」とアトランティス人は考えて、スピリットを重視するアトランティスの生き方を正当化しました。そのためアトランティス人が自分たちの本当の気持ちを受け入れて理解することはありませんでした。結果としてアトランティスも「本当の気持ちを否定することで起こる出来事」を経験することになりました。パンゲア、レムリア、アトランティスの末期に意志がくぐり抜けた辛い経験を、みなさんは否定せずにしっかりと受け入れてください。みなさんがこのような過去の経験を学び、まだ残っている感情を手放すことによって、スピリットと意志のバランスを上手く保てるようになるのです。

レムリア人は意志がもつ磁石のような引き寄せのエネルギーを「大いなる力」にまで発展させました。本来、磁石のような意志のエネルギーはスピリットを引き寄せるようにできています。しかしレムリア時代の意志は「スピリットに拒否されるのではないか」という恐れからスピリットに反発していました。そのためレムリア人は、磁石のような意志のエネルギーを誘導する役割を担うスピリットを引き寄せることができませんでした。結果としてレムリア人は具現化した否定のスピリットやレムリア人を否定してくる光の存在も一緒に引き寄せることになりました。レムリア人は自分たちが一体どのようにしてこのような存在を引き寄せているのかを理解していませんでした。否定のスピリットは恐竜の姿になって具現化しました。その当時はとても多くのレムリア人がスピリットを批判しており、そのようなレムリア人のスピリットに対する批判が恐竜という姿で具現化されたのです。このようなレムリアの経験を通してスピリットは「スピリットの光が無い空間で、意志がひとりで振動するのは危険だ」と思いました。またアトランティスのスピリットは「レムリア時代にスピリットの光は封じ込められてきた」と決め付けて、「意志がちゃんとスピリットのいうことを聞くように教育しなればならない」と思いました。

人によって必要な学びは違いますが、みなさんは意志が経験してきたことをしっかりと理解することで進むべき道がわかってくるでしょう。多くのレムリア人は「スピリットは支配的で横暴な上に、意志を苦しめても何も感じない冷血なモンスターだ」と思っていました。また「レムリア時代に意志はスピリットに迷惑をかけないように自立して生きるための最善の努力をしていたのに、スピリットは意志を見捨てたのだ」とも思っていました。意志と共鳴する多くの人は「意志はスピリットによって存在を否定されてきた上に、無理難題を強いられて傷ついてきたのだ」と思っていました。「スピリットは意志を殺そうとしているのだ」とさえ思う者もいました。意志自体は「自分はスピリットに見放されているので、スピリットの助けを呼ぶことはできないし、頼ることもできない」と固く信じていました。

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訳者コメント

アトランティスの翻訳をはじめてからイギリスのことをよく思い出します。イギリスのアングロサクソン文化にもいいところは沢山あって、私が特に好きだったのは、イギリス人の動物に対するリスペクトと距離感でした。

わたしは小さい頃から日本の動物番組が苦手でした。人間と共生してきた歴史が浅い野生向きの動物さえもまるで愛玩具のように扱い、人間を喜ばせるための「芸」をさせては擬人化して「えらいね」「かわいいね」という形容詞で褒めちぎるお決まりの筋書きをみさせられるのが、とっても苦しかった。動物たちが本当に望んでやっているようには思えなかったし、人間のエゴのために動物に無理を強いることを正当化する図々しさに、同じ人間として恥ずかしくて申し訳ない気持ちになりました。(野生動物のドキュメンタリーや『岩合さんの猫歩き』に出てくる動物はのびのびしてて大好きです。)

でもイギリスでそんな気持ちになったことは一度もなかった。「動物は愛らしくて最高な存在だけど、敬意を持って対等に接するべきだ」っていうのがイギリス人の考え。たくさんのイギリス人の友達がわたしの猫に会いにきてくれたけど、愛猫が嫌がることをする人は誰もいなかったし、猫の高さに目線を合わせながらとっても自然に 'gorgeous!' 'lovely' とか褒めてくれるの。本猫もちゃんと言われたことを理解して心を開いて、一瞬でお腹をみせてリラックスモード。「ナデナデしたい!」とか「抱っこしてみたい!」とか人間側の欲を出す人は誰もいなくて、あくまでも猫の気持ちとペースに合わせて上手に距離感を取れるイギリス人、とっても素敵でした。

 日本では「室内飼いが猫の幸せだ!」って言い切ってるけど、イギリスの獣医さんは「猫にも自然が必要でしょ。人間だってそうじゃない?」っていう考えの人が大多数で、そういうのもいいなあ〜って思ったな。「何が猫にとっての幸せか?」なんて、本猫に聞いてみないとわかんないもんね。RSPCA (英国王立動物虐待防止協会) っていう王立の動物レスキュー団体があるぐらい動物に対する愛が深いイギリス。アトランティス人は動物たちとどんな関係を築いてたんだろう?とっても気になります。


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