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425位:Paul Simon 『Paul Simon』(1972)【解説文翻訳】ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)
このnoteでは2020年に8年ぶりに改訂されたローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 の解説文翻訳とレビューの連載をしています。本日はこちらのアルバムです。
425位:Paul Simon 『Paul Simon』(Columbia, 1972)
<ローリングストーン誌による解説(翻訳)>
サイモン&ガーファンクルの活動停止後、サイモンは最初のソロアルバムを通して自らの多才さを証明しようと試み、それに見事に成功している。それはソングライティングの力であり、ギターピッキングの技術であり、高音域の歌の眩しさであり、セックス(“Duncan”)や政治(“Peace Like a River”)、そしてニューヨークでの日常(“Paranoia Blues”)を鮮やかに描写するストーリーテリングの力のことである。また、このアルバムは『Graceland』で彼がさらなる探求をした「世界中の音楽の流動的な融合」の方向性の青写真も描いており、"Mother and Child Reunion”はレゲエに、“Me and Julio Down by the Schoolyard”はサンバに影響を受けた曲となっている。
(翻訳:辻本秀太郎、 原文へはこちらから)
参考として、「このアーティストのアルバムが500枚のリストに合計何枚ランクインしていたか」と「このアルバムの順位が前回版(2012年版)ランキングと比べてどう変わっているか」についても以下に調べてまとめています。
<ランキングに関するデータまとめ>
【2020年度版】
同アルバムの今回順位:425位
同アーティストのランクイン枚数:2枚 (本作の他は、46位『Graceland』)
【2012年度版】(前回版との比較)
同アルバムの前回順位:268位
同アーティストのランクイン枚数:1枚(本作の他は、71位『Graceland』)