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470位:Juvenile 『400 Degreez』(1998)【解説文翻訳】ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)

ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 (2020年改訂版)

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470位:Juvenile 『400 Degreez』(Cash Money, 1998)

<ローリングストーン誌による解説>
 Juvenileが「That’s you with that bad ass benz?(※1)」と尋ね、生意気で見下すような" Ha"のリリックを刻み出した時、ラップの進む方向は傾き出した。ニューオーリンズ出身ラッパーによる3枚目のアルバムは、プロデューサーMannie Freshの銀河系ビートによって加速され、ヒップホップが南部の新しいサウンドに向かう道を開拓した。“Ha” と“Back That Azz Up” は爆発的なシングルとなり、Juvenileの若くとも年齢を感じさせる唸り声は“Ghetto Children”ではブルースを、"Gone Ride With Me”ではディッケンズ的なホラーを表現している。『400 Degreez』が生み出した新たな音のテクスチャーは、現代のポップミュージックにおいても探究され続けている。
※1..."Ha"のリリックの冒頭。直訳は「あの悪いケツのベンツはお前のか?」。
(翻訳:辻本秀太郎、 原文へはこちらから)
<ランキングに関するデータまとめ>
【2020年度版】
同アーティストのランクイン枚数:1枚(本作は上から1番目)
2012年度版】※前回版との比較用
同アルバムの前回順位:掲載なし
同アーティストのランクイン枚数:0枚(本作は掲載なし)


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