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【修理】 ハンドミキサーが、「今はもう動かない」

愛用のハンドミキサーが、壊れました。
20年以上使い続けた相棒です。

貝印株式会社製です
型番かどうか分かりませんが、裏に「0306」という謎の刻印がされています。

半年ほど前から調子が悪くなって、「スピードのダイヤルで、最速の5が入らなくなったなぁ~」と思っていたら、次使った時は、「3」があやしくなって、次に「4」が無理になって、最近とうとう全てが動かなくなりました。

今は、もう、動かない、おじいさんのと・・・

命の灯が消えゆくように、まるで老衰するかように、動かなくなったのです。

もう十分に活躍してくれたし、今まで共にいろいろなものを泡立ててくれた戦友に感謝して、安らかな眠りについたと思えば、いいのかもしれません。

しかし、目の前で力尽きた戦友を見ていると、「まだ泡立て足りない!アタイはまだヤレる!!!」と訴えかけてくるような気がして、一か八か、修理してみました。


ハンドミキサーの分解


ハンドミキサーの分解は、簡単でした。

ボルト3本で止まっているだけなので、ボルトを外せば、すぐにカバーが取れます。

そして、カバーを外した、そのシルエットを見るや・・・

何?この既視感?!

どこかで見たことがあります。

これは、まぎれもなく、崖の上のおサカナチックな女の子が乗っていた「アレ」あれです。
しかも、現代風に電動化されています!



・・・
・・・そんな不毛な驚きはサテ置いて、電動化ポンポン船 ハンドミキサーの構造と故障の原因を調べます。

まず、何より素晴らしいのは、基板が一切使われていないこと。
古き良き時代の設計技術の成せる業です(笑)。

これであれば、修理できる可能性は十分にあります。

ハンドミキサーが故障した原因と修理


原因はすぐに分かりました。

速度切り替えスイッチの接触部分に、油と摩耗粉の混合物と思われる、黒い付着物がベットリと付いていたのです。

げ。予想外のヤバさです。

どのようにヤバいのか、分からないくらいにヤバいです。
おそらく、これが通電を邪魔していたのでしょう。

これを綿棒でふき取ったのですが、清掃中に、痛恨のミスを犯してしまいました。作業中に裏の赤い配線を切ってしまったのです。

あちゃ~!

でもこれくらいは、大丈夫。

ハンダで修理します
接触部分も掃除して、キレイキレイ

これで、作業はひとまず終了。
コンセントを差して、動作確認すると、「1~5」までの全ての速度で問題なく動きました(祝)。

ハンドミキサーは、まだまだ現役で、頑張ってくれそうです。
全快のお祝いと今後の活躍を期待して、記念撮影をしておきましたとさ。

めでたし、めでたし。


まとめ

(1) 20年以上前のハンドミキサーでも、接触不良程度であれば、修理してまだまだ使えます。

(2) ただし、修理は自己責任でお願いします。

(3) 「崖の上のポニョ2」では、うちのハンドミキサーが、電動化ポンポン船として大活躍する予定なので必見です(ウソ)。

(おわり)

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