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批判と逆張りの違い

批判とは「良い所、悪い所をはっきり見分け、評価・判定することである」すなわち判別や峻別する事だ。これが考える帰結であり判断力の源泉である。このマインドはネットが普及すれば普及するほど弱くなっていく。

逆張りとは「わざと一般論と真逆の主張をすることである」既存の日本語で言う「天邪鬼」「へそ曲がり」と同義にあたる。このマインドはネットが普及すれば普及するほど強くなっていく。

すなわち物事の判別や峻別できない人々が
逆姿勢の言動に靡くという事である。

このわざとと云うところがポイントである。
わざと正反対の事を云ったり非倫理的行動をとるのは「常識というレールに乗らない自分はスゴイ」という驕りがある。

ネット言説には批判的なものはほとんどない。
その大半が逆張り的なものである。それはニュース記事やブログ記事や動画のタイトルと構成がそうなっているからだ。

そして大抵の人々は逆張りが批判的なものだと勘違いするようになった。また中立からの物言いが公平なジャッジだと考えるようになった。

しかし逆張りも中立も批判とは無関係である。逆張り姿勢には批判的マインドは含まれておらず中立姿勢は批判的マインドを嘲笑うものである。

クリティックは常に考えて思慮分別を示すが
コントラリアンは常に逆の立場から浅見短慮を広げる。

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真のペンギン@意識低い系
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