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【歴史19】エジプト史備忘録12(トトメス4世・アメンヘテプ3世)

エジプト史の学習内容を深めていきます。

①アメンヘテプ2世は父の死後に反乱を起こした
西アジア地域の諸都市を攻めて再び支配下に置いた。

②アメンヘテプ2世の死後にはトトメス4世が王位を継承した。
トトメス4世はギザの大スフィンクスの前足の間に石碑を建立した。この碑文が夢の碑文である。

③トトメス4世は父の治世の終わり頃に関係が深まったミッタニと同盟を結び、西アジア情勢の安定化に注力したが若くして亡くなった。

④トトメス4世が亡くなりアメンヘテプ3世は10歳で王位を継承した。西アジア方面は安定して南のヌビアの植民地支配は順調であった。

⑤西アジアとヌビアからは大量の貢ぎ物がもたらされた。諸外国との交易は盛んとなり新王国時代の最盛期が到来した。アメンヘテプ3世はエジプトとヌビアの全域で神殿の増改築を行った。

⑥ミッタニの王女を妃に迎えるなど数々の政略結婚を行った。西アジア諸国との関係を強化したが軍事遠征はしなかった。

⑦アメンヘテプ3世の治世の終焉に、現在のトルコがあるアナトリアを中心に繁栄していたヒッタイト帝国がシリア北部へ進出し始めた。

⑧西アジア情勢が不安定になってもアメンヘテプ3世は戦場に出なかった。小規模な遠征隊を送っただけでありエジプトは少しずつ威厳や信頼を失っていった。

■参考文献
『1冊でわかるエジプト史』 山崎世理愛 五十嵐大介 河出書房新社

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