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思考が壊れる瞬間

人の思考が壊れる兆候は①自分の実存と②社会的混乱と③陰謀論とスピが
一体なものとなって判別がつかなくなった時です。

この3つは直結しません。しかし帰納的学習を蔑ろにして教条主義や権威主義に陥り理性による峻別ができなくなればこの③つが一つのストーリーとして集約されます。自分の実存と社会的混乱は同じもののように語られるようになり社会的混乱と陰謀論とスピが合致して語られるようになります。

受験に失敗する、無職になる、離婚する、育児の難しさ、職場のトラブル、
異性や友人関係の縺れや大病を患う、事故や事件に遭遇したとします。

そうするとそれを巷の社会的問題に直結して語りだすようになります。外部転換をして外部圧政によるストーリーが定着するようになるのです。そして科学や法的なものの対応の遅さに唖然とするようになります。

ここに機械的一元論の陰謀論やスピが人の思考回路に挿入されます。オカルトや都市伝説や選民思想や歴史修正や相対的真理によって短絡的なストーリーが思考に定着するのです。

古典的に云えばヨハネの黙示録(=終末思想)と劣化した思考は直結します。聖書テキストはいつの時代も悪用されてきました。

Youtubeでは時事インフルエンサーの真実(=デマ)やスピインフルエンサーのアセンションの世界観に染まる事でその世界から抜けられなくなるのです。嗜癖品とギャンブルより恐ろしいのは「自分は真実を知っている」と思い込んでしまう事です。自己洗脳という表現が適格だと考えます。

こうしてほぼ関係ない①と②と③が因果関係で結ばれているような気がするようになります。これが選民主義です。思考が一度壊れれば修復や治療するのは大変難しいのです。もし心当たりがあるのならば反省をして①と②と③の分離を心がける事を推奨します。

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