【映画感想】ファイナル・デッド・ツアー
売れないバンドとツアーに同行する食人鬼おじさんとのほっこり（ではない）スプラッターホラー。
あらすじ
売れないハードロックバンド"ダー"
メンバーはギター兼ボーカルのマックス（ハゲでヒゲモジャ）
ベース兼ボーカルのジュディ（黒髪）
ドラムのメル（金髪）
ツアー直前に車を牽引されてしまい代車の手配に奔走するが打つ手なしで途方に暮れる"ダー"の3名。そんな時に知り合う"ペッカーヘッド"と名乗るハゲおじさん。自分を運転手として雇ってくれればバンを貸すという申し出に、断る理由は無いってんで早速機材を積んでツアーへゴー。
ところがこのペッカーヘッドおじさん、真夜中0時に30分だけ食人鬼に変身するモンスター。これを知った3人は……というコメディホラー。
むしゃむしゃと食事しているところをジュディに目撃されて、彼女はともかく、ペックまで「きゃー！！！」ってお前は乙女か！！！
その後、レストランで3人に詰められて"しゅん"としているペックさん、彼の目の前にはイチゴが乗ったパンケーキ……やはり乙女なのかペックさんwwww
ペックさんステージの盛り上がりに一役かうし、いつの間にか販促物も完売させる売り子としても使える子、なにより"ダー"を応援したいという気持ちも持っている。
アゲ↑爺なのか"ダー"も徐々に成功の道に乗ってゆく……途中までは。
ペックさんお食事シーンのグロの前半は、もうちょい欲しい！惜しい！って感じてたところ中盤の脊髄抜き取り、後半にまさかのグロゲロウンコの3連弾。心臓貪り食ってたらお腹を下してビチグソ噴射wwwwww
食人鬼なのにwwwww
ペックおじさん可愛い過ぎる。
終盤は一気に転調。
人間と食人鬼の間に友情は成立しないのね……と哀しくなったり。
（食人鬼だろうと犯罪者だし行動を共にするのは共犯と見做されるしねぇ……）
（逆視点ならペックの方も彼等を利用しており、一箇所に留まらず移動しながらなら捕食がしやすくかつ警察の足がつき難いというメリットがある）
ラスト、ジュディのアップと周囲の悲鳴だけではなく、"ダー"とペックの関係の崩壊を目の前に提示してくれたらすっきりしたのに……と思ったり。
個人的には結末の演出がいまいち。
血みどろになったライブ・ハウスを見せんかい！
ペックの食人鬼振りを！
"ダー"の曲は意外と良かった。
ツインボーカル、激しめ、ハードロック。
おしまい。