2時間超えのモキュメンタリー+ファウンド・フッテージオカルトホラー。
タイ北東部、精霊信仰が根強く残る村。
そこで繕いもの屋兼祈祷師をしているニム。
ニムの一族は女神バヤンの祈祷師を代々受継いできた。本来ならニムの姉ノイが先代祈祷師から代替わりする筈だったが、彼女は継承を拒否、そのため妹のニムが祈祷師を継いだ経緯があり姉妹の間に確執がある。
しかしノイの夫が病死した直後からノイの娘ミンが異変をきたしニムに助けを求めることに。
面白かったーーーーー。
ここまで全てがしっちゃかめっちゃかになると面白くてニコニコが止まらない。
長尺なのですが、ちょいちょい興味深いポイントがあったので飽きずに観れたのも大きいし、最後の混乱振りが半端なくてわくわくが止まらなかった。
ともかく女神バヤンと精霊信仰、火災後放置され廃墟と化した工場と、ロケーションと世界観が抜群に相性が良すぎる。
救いなしのバッドエンド(全開の笑顔)
ここまで徹底的にやってくれると面白くてたまらなかった。
『祈りの先に救いはあるのか?』
『祈祷師の存在とは?』
という問いかけがあるような気がしますが、それはそれで別に考えたい。
おしまい。