小学生の頃、いつもと同じ先生と友達がいるいつもと同じ教室なのに、なぜだかいつもと違う場所にいるような、そんな様子の違う日がありました。
天井が低く感じて、窓の外は出られないような気がして、心臓がドキドキしているような重いような。これだ何だかとても落ち着く。そして眠い。悪くない。
当時はまったく考えたことがありませんでしたが、今思えばそんな日は気圧が低かったんだと思います。天気が悪くて、今にも雨がドーっと降ってきそうな、そんな日。
低気圧はTwitter(現 X)のトレンドにもよく出てきますが、読んでいるとテンションが上がらない人が多いようですね。確かにそうなる気持ちもわかります。僕の場合はやはり眠い。いつまでも寝ていられそう。
そんな日は外に出るのはおっくうですが、家での仕事はかえって捗ります。小学校の教室と同じように、いつもより部屋が狭くて、外に出られなさそうで、ここに居続けるのが正解のような気がして。
雨は荷物が多くなるし服が濡れるから嫌いですが、家の中で雨音を聞くのは大好きで、そんなタイミングが訪れるのを楽しみにしている自分がいます。
荻原明(おぎわらあきら)
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